2009年6月14日、福岡県の小学校、中学校の先生方が現調に来て下さいました。
9時半から11時半ごろまで、富士見集会所で交流会をしましたが、「子ども会は毎年現調に来ているが、私はまだ狭山現調をしたことがなかったので、どうしても現調をしたかったのです。」と話してくださった先生。とてもうれしくおもいました。
 その後現地調査をされました。蒸し暑い1日でした。昼食も取らず、皆さん2時半ごろ「鴨居」が復元されている現地事務所に帰られました。福岡を朝早くに出られて、たぶん朝食も早くにされていたと思います。Nさんが「現地を実際に歩いてみると『自白』と多くの矛盾がありましたし、『鴨居』の万年筆(被害者のものとされる)も2回の家宅捜索で見つからないはずはない。一生懸命説明を聞いているとおなかもすきませんでした。」と感想が述べられました。現地を案内された方が「これまでも、石川さんの家を2回にわたり家宅捜索した元捜査官が『鴨居の上は探したが何もなかった』と証言しています。また、石川さん宅から発見された被害者のものとされる『万年筆』には、石川さんの指紋も被害者の指紋もありません。発見された万年筆のインクの色はブルーブラック、被害者がいつも使っていたインクはライトブルー、行方不明になった5月1日、午前中のペン習字の時間もライトブルーのインクで書かれています。裁判官は『被害者がどこかでインクを補充した可能性がある』と推定していますが、今回、新証拠として、インクを補充した事実がないことが明らかになりました。また被害者のものとされる押収された万年筆は細字のものであり、石川さんの『自白』によると、『被害者の万年筆を奪って脅迫状を訂正した』となっていますが、脅迫状訂正の万年筆は中字の万年筆であることが明らかになりました。石川さんの家から発見された万年筆は『自白』による万年筆とは違うものであり、確定判決が根底から崩れるものです。裁判所は、5月22日に弁護団が提出したこの新事実や他の新証拠に目をむけ、速やかに事実調べを行うべきです。裁判官が、事実調べをし、検察庁には証拠開示勧告を出すよう、皆さん方一人ひとりが声を上げていただきたい」と説明されました。
 今足利事件をはじめ多くの冤罪が明らかになっています。司法の信頼を取り戻すためにも、そして「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の原則にのっとっても、狭山の真実に目を向け、調べなおすという決定を出していただきたいと願っています。

「来年の2月には、また子どもたちと来ます。」とNさん。ほんとうにありがとうございました。