熊本から子ども会の現調

 
ひかるちゃんからのお手紙を

 2010年3月28日、熊本県から解放子供会の皆さんが狭山現地調査に来て下さいました。
「狭山現調は30年ぶり」という保護者の方は、狭山現地の変貌に驚かれていましたが、「景色は変わっても現地に立てば矛盾はあきらか。被害者と出会ったとされる『であい地点』、被害者と一緒に自転車を押して歩いたとされる農道、『殺害したとされる雑木林跡』など時間的な矛盾等も含めて絶対にありえないと確信するできるし、被害者のものとされる『万年筆』が発見された『鴨居』はひと目見ればすぐにわかる場所であり、2回の徹底した家宅捜索で見落とすことなど絶対にありえない。裁判官がこの場所に来てくれれば、すぐにわかること。ぜひ現場検証をしてもらいたい。事実調べをしてもらいたい」「子どもたちには石川さんのために現調をするのではない。自分と重ねて、差別を許さないんだとの思いで取り組んでほしいと話している。目の前に狭山事件がある。狭山にこだわって一歩も引かない、との思いでいる」と話されました。子どもたちや、狭山への熱い思いが伝わってきました。
 毎年解放子ども会で6年生の皆さんが代表して現調に来て下さっています。自立自闘を実践され、活動資金をためるために、小学1年生の時から、物品販売や、物品回収などさまざまに取り組んでいるそうです。子ども会の皆さんがそれぞれに、質問や、感想を話して下さいました。皆さん、とても勉強をされ、また率直な質問に、石川も皆さんの質問に、真剣にそして楽しそうにこたえていました。子どもたちに会えたこと、子どもたちが寒い中、遠い狭山まで来て、現調をして下さったことがとてもうれしかったのでしょう。
 47年間、冤罪を闘っている石川ですが、子どもたちにこんなに応援してもらっていることに狭山の真実があると思います。狭山事件で石川が犯人にされていった背景に部落差別があります。そのことを子どもたちは敏感に感じとり、怒り、そして石川をとても身近に感じてくれているのです。

 うれしかったのは、昨年現調にきてくださったひかるちゃんからのお手紙を預かってきて頂いたことでした。お手紙には「去年、現調をに行ったひかるですが、覚えていますか?私も中学2年になります。」と書かれていました。とってもよく覚えています。ひかるちゃんも、私たちのことを覚えていてくれたんですね。ひかるちゃんのお手紙に、「また一つ人との出会いが増えました」と書いて下さっていましたが、私たちも皆さんと出会わせていただいてほんとうに良かったです。ほんとうにありがとう。これからも「仲間」を大切にしてがんばってください。
 
 この日はとても寒い1日でした。それまで、ぽかぽかと暖かい日が続いていたので、皆さん薄着でした。寒いのではと心配しましたが、「大丈夫です」との元気な声と、「また来年6年生が来ます。」と話して下さり、私たちも大きなエネルギーを頂きました。