狭山事件にとりくむ東葛住民の会 現調  2018年7月1日

 
 色紙を書かれた美弥さん、竜さんから色紙を

 朝から肌に突き刺さるように照りつける暑さだった。9時半ごろ富士見集会所に来られた皆さんの顔には早や汗が。
東葛住民の会(代表 神林茂光さん)は毎年6月に現調、2月に松戸で狭山学習会を開いて下さっている。また、6月10日には、松戸市民会館で「造花の判決」(1976年制作 113分))の上映会を開いたそうだ。毎月松戸駅頭での情宣行動、東京高裁前でのアピール行動等、様々な形で狭山を支援、取り組まれている。
 午前フィールドワーク、午後から交流学習会。今年も交流学習会には埼玉の「県南・石川一雄さんを支援する会」事務局長の古川さん、「入間地区狭山事件を考える住民の会」からは、事務局長の武井さんを含め4人が参加された。また東京からWさんご夫妻も。千葉、埼玉共に今年初めて参加された方が多く感謝!

 
 「あらゆるところで狭山を話したい」と武井さん

 交流会の中の自己紹介では、反差別、反原発、人権尊重と、取り組みが共通しており、現在のアベ政権のもとで厳しい闘いを強いられているが、闘い続けることが社会を変えていくことに繋がるという共通の思いがあった。印象深かったのは龍さん「私は今日、55年前、石川さんがウソの自白をさせられた通りのできる限りの再現をしたいと思い、牛乳瓶2本とアイスクリーム(に見立てたコップ)弁当箱を持って歩いてみたが、一杯矛盾を感じた」 Tさん「55年前、見知らぬ男の人に『ちょっと来い』と言われて高校生がついていくはずがない。龍さんが石川さんになって歩いてくれたことにより、より矛盾がわかった」等話され、「感じたことを後藤裁判長に書いて送りたい」と話されたことだ。また、入間住民の会のOさんは、「狭山を支援している武井さん、Mさん、Mさんが傍にいて、声を掛けられる。狭山の近くに住みながら狭山事件のことをあまり知らないので、誘われて来た」という率直な発言も。武井さんは、坂戸市議をされているが、「あらゆるところで狭山を話すようにしている。世論の喚起が大事」とはなされた。
午後4時過ぎまでの時間はあっという間に過ぎた。充実した一日だった。