現調、近況 (2018年9月15日)

 2018年9月15日 福岡の解放子ども会の皆さんが現調に来て下さった。天気予報どおり☂。現調を始めて30分位で雨が止みホッとする。
現地事務所で復元された「鴨居」見学の後、記念撮影し、富士見集会所で交流学習会。その間に、記念撮影した写真の作成に取りかかったがパソコンの調子が悪く、思うように写真が出来なくてイライラがつのる。やっと写真ができて富士見集会所に行くと、石川が「私のようにならないように、皆さんは一生懸命勉強をしてください。私は文字を覚えて心が豊かになったと同時に生きる力や希望となりました。」と話していた。子ども会からの現調に石川は元気をいっぱい頂く。
保護者から「私は1963年生まれで、狭山事件の石川さんの闘いの歴史と重なります」との言葉に、長い狭山闘争と、石川の闘いに胸が痛くなる。
3年に一度現調に来て下さる皆さん、保護者、地域、多くの人の闘いと支援に心から感謝

 

 現調の後、解放新聞社のインタビューがあった。
近況などの質問に「6月に西岡智さんが亡くなられた。『狭山の父』とも思っている恩人の西岡さんに朗報が届けられない儘に亡くなられたことが残念でならない。」との思いを吐露。そして「下山第1、第2鑑定や、福江鑑定等多くの無実を明らかにする新証拠が高裁に提出されている今、裁判所は鑑定人尋問や、証人尋問をすべきであり、逃げられない裁判所の責務」だと話し、最終段階に来ている狭山闘争に、高裁前アピール行動や、さまざまに支援して頂いている多くの人に、お礼と、今目が見えにくく、書くこと、読むことが難しい状況にあるが、元気でいると話した。インタビューは、佐々木かよさんの詩画パネルをバックに臨んだが、解放新聞にどのように掲載されるか楽しみだ。

 この日荷物が2つ届いた。東京清掃労組から1820通の署名。6月24日東京清掃労組、清掃・人権交流会の皆さんが現調に来て下さった。染裕之委員長に署名をお願いすると「署名用紙を持って帰ってみんなにしてもらいます」と話して下さった。そして9月15日関東近郊の皆さんの署名1820通が届いたのだ。驚いたし、うれしかった。9月14日は37回目の三者協議があり、大きく動く予感がする中で届いた署名。みなさんありがとうございました。

もう一つは大阪のBinさんから。佐々木かよさんの詩画をシール加工した実寸大のおおきなポスターとCD。「石川一雄 再審への道 語り歌 『この声が聞こえるか?』」の5分のデモテープは佐々木かよさんが作ったそうだ。9月19日・22日豊中で「獄友」上映会でBGMで流されるかも?9月15日、Binさん、東京高裁・後藤裁判長に141筆目のハガキを投函。

狭山闘争55年、闘いの炎は燃え続けている。フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」に埼玉の市民の会の方からのメールが掲載されていた。とても素敵なメッセージだった。