4月29日にこだわって 2019年4月29日の現調
今年も4月29日、「部落解放を考える婦人の会」の現調があった。
フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさんも合流し、10時から現調をされた。
「部落解放を考える婦人の会」の結成がいつかは知らないが、私が狭山に来た20年前から現調はあったそうだ。
毎年この日に現調をされる。
4月29日は今は「緑の日」として祝日になっているが、昭和天皇の誕生日だ。昭和天皇の誕生日を国民の祝日として祝うということだったのだろう。
部落解放運動の父といわれる故松本治一郎さんが「貴族あれば賤族あり」とよく話されたという。「同じ人間の中に貴いといわれる人があれば、その対極として卑しいといわれる人が作られていく」ということだろう。
今まさに天皇の代替わりということで、朝から晩までマスコミ報道がされている。いろんな考えや、いろんなルーツを持つ人たちが住んでいる。「国民こぞって祝っている」というような報道に違和感を覚える。
女性差別、部落差別等あらゆる差別にうなずかない女性たちが毎年この日にこだわって現調をされる意味がここにあるのだろう。
今年は群馬県から初めて参加してくださったかたがいた。これまでアイ女性会議の津和慶子さんや、Oさんたちも毎年のように来てくださったが、今闘病中で、しばらくお会いできないでいる。当時、津和慶子さんは日本女性会議の議長をされていて、女性問題をまさに牽引されてきた。
彼女たちは現調の後、石川の両親の墓前に寄ってくださっている。
埼玉、東京、群馬、千葉、神奈川、午後からはフェイスブック、MIKAさんの友人が大阪から来られた。
狭山に住むYさんが、手作りのラッキョを、群馬からリンゴジュースを、東京からめずらしい菓子を・・・・・・持ってきてくださった。
毎年皆さんとの出会いが楽しみだ。
今日,5月1日、狭山事件が起きた日、56年前だ
現地事務所のサクランボは青い実を付けスダチやレモンは白い花の蕾がいっぱいだ
狭山も花も実もつけるときは近いと信じて・・・・・