土砂降りの雨の中 3団体の現調  6月15日    

 徳島の住民の会から12人、フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさんのネットの呼びかけで9人、三重県四日市市から学校の先生方5人が土砂降りの雨の中現調に来てくださった。
徳島は私の故郷、私が狭山に来て以来、毎年現調に来て下さっているので今年で21回くらいになるだろうか。14日、22時にバスで徳島を出発し、運転を変わりながら狭山まで来るという形を続けている。天気予報は、14日夜から、九州、四国、関東へと、徳島のバスと一緒に雨がついてきている。14日の東京・葛飾の狭山集会からの帰り、「今から徳島を出発します」のメールが届く。狭山に着くまで心配だ。
15日、11時前に無事到着。ほっとする。着いてすぐに、車で真犯人が身代金を取りにきて43人もの警官が包囲しながら逃げられた「佐野や」(現在は佐野やはない)等を車で回ったそうだ。昼食後、13時から「狭山事件の再審を実現しよう」「四日市の先生」と狭山市駅で合流、現調。風は容赦なく吹き、雨が顔に痛い。案内してくださった部落解放同盟の安田さん。2時間半以上かけて現地事務所に帰ってきた。皆さん寒さに震えているようにみえた。現調や、集会の時、私たちが願うのは「雨が降らないように」ということだが、たくさん人たちが現調に来てくだされば雨にも会う。ほんとうに申し訳なく思う。

   

現調後、富士見集会所で学習交流会。
1か月ほど前まで、目も耳も不自由で、体調がすぐれず、少し元気のなかった石川だが、最近は以前のように元気で活力にあふれているように思う。
夜は新狭山で徳島県、三重県の人と交流会。義姉の石川うめ子さんも参加し、たくさんの手料理で皆さんをもてなしてくれた。2日ほど前、山梨のメグさんが沢山のサクランボを送って下さっていた。皆さんと一緒に頂いた。大きな実のさくらんぼ。とてもおいしかった。
石川は3日後に糖尿病の定期健診に行くので、ほとんど何も食べず、その横で、私はおいしい料理をパクパク・・・・・
石川が、石のように意思が固いのも裁判に勝つため。意志軟弱な私は、医者に勧められている食事療法も、運動療法もできない。
徳島のメンバーは翌16日、8時にホテルを出発して、バスで10時間以上かけて徳島に帰る。帰り着くまでいつも祈るような気もちでいる。
土砂降りだったため、写真が撮れなかったのが残念だった。
四日市から大学1年生の人がきて下さった。フェイスブックの呼びかけで、高裁前アピール行動に来てくださっている福岡のOさんや、所沢からも来てくださった。
朝から晩まで、忙しい一日だったが、楽しい一日だった。皆さん本当にありがとうございました。