富士見集会所に9時過ぎに着かれ、すぐ交流会。石川は「部落差別の結果、貧しくて教育を受けられす、文字を知らなかった私は、24歳の時えん罪に巻き込まれ、32年間、獄中で過ごした。獄中で正義感ある看守さんに出会い、無実を訴えるには文字を覚えて多くの人に真実を訴えることだ」と文字を教えてもらった。看守さんのお連れ合いさんは、私の家族の名前で、ボールペンや便せん、封筒、切手等さし入れて下さった。いい人に出会えた。文字を覚えて、メッセージや手紙を多くの人に出した。部落の兄弟・姉妹、多くの共闘の皆さんに支援に立ち上がって頂いた。だから人間不信に陥いることなく、心折れずに、まっすぐに闘い続けてこられた。皆さんも、私のようにならないように一所懸命勉強をしてください」と話した。

   
富士見集会所で   狭山現地事務所で子どもたちからメッセージを

部落解放同盟・安田さんから、裁判の現状等報告の後「裁判所は間違っていた、ということをなかなか言わない。石川さんは56年間、人権侵害をされている。石川さんは公平な裁判をしてほしい、証人調べをしてほしい、裁判をやり直してほしいと言っている。当たり前のことを言っているだけ。裁判所は人権を守る最後の砦であるはず。人権を守るという原点に返ってほしい」と話された。子ども会から「勉強も一所懸命頑張る。石川さんのことも勉強している。石川さんも元気でいて下さい」と激励された。ありがとうございました。