部落問題に取り組むキリスト教連帯会議(部キ連) ・狭山現調・学習会
第23次要請行動・第23次証拠開示要請

 2024年2月19日~20日、部キ連による上記学習会、現調がありました。
19日、15時30分から、日本キリスト教団 狭山教会での狭山学習会に参加させて頂いたのは4年ぶり位でしょうか?
新しく狭山教会に来られた中田牧師さんは昨年10月に、わざわざ狭山まで挨拶に来て下さり「これまで教会では、部キ連主催の狭山学習会を毎年開催させて頂きました。教会員の皆様や前任の森牧師さんからも狭山事件、石川一雄さんの事を伺っています。これからも変わらずに応援していきたい。」とお話をして頂きました。前任の森牧師さんにも長い間、ご支援を頂きましたが、教会に着くと森さんご夫妻も来て下さっており、とても懐かしく、嬉しかったです。
コロナ禍が長く続き、その後、一雄の体調も考え、3年ほど、現調も少なくなり、また各地への学習会・集会等への参加も控えさせて頂きました。昨年ごろから段々に現調に来てくださる人たちが多くなってきたところです。やはり、近くで、お互いの顔を見、声を聞きながらの学習会、現調は力も入り、元気もいっぱい頂けます。当たり前の様に、集会や、現調があった以前のようにはなれないと思いますが、これから徐々に皆さんと出会える機会が増えたらいいなと思います。

 
 フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」から

 一雄は「司法を動かすには皆さんのご支援が不可欠。私は『即・無罪にしろ』と言ってない。証拠を調べて審理を尽くして欲しい、そうすれば私の無実は明らかになると言っている。これまで『今年こそ』『今年こそ』と何十年メッセージに書いてきたかわからない。新しい裁判長になったが、今年が勝負の年。皆さんに裁判のこと以外にご心配をおかけしないように健康に気をつけている。100歳までは生きようと思っていたが、今は100歳までは無理かなと思う。しかし、このままでは三途の川は渡れない。これからも応援して頂きたい」と訴えた。
会場からも「石川さんが元気な間に何としても再審開始、無罪獲得をがんばりたい」との声を頂いた。また「狭山事件を考える入間地区住民の会」のKさんから「私は94歳。共に頑張りたい」と発言を頂いた。毎月23日、川越駅と狭山市駅の交互に「入間地区住民の会」が狭山情宣行動を続けているが、1月23日の川越駅での情宣行動にも来てくださっていた。

 20日、9時、狭山市駅から現調にスタート。11時半ごろ現調を終えられ、高裁・高検へ要請行動に。お忙しい皆さんが2日間かけて様々に行動を起こしてくださった。
午後5時45分、中田牧師さんからお電話。「高裁に鑑定人尋問を。高検に証拠開示を参加者が訴えてきました」と。
フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」に参加されたWさんからの報告、 写真が掲載されています。

 20日、13時からNHKの取材。これまで大学や、いろいろな場所で取材が続けられてきた。
今回は普段の生活の様子や、証拠開示、再審法の改正についの思いを聞かれた。一雄は「家令裁判長に事実調べをして欲しい事。再審法の改正では特に、証拠開示や、検察官の上訴禁止等、強く求めている」と話した。これからも取材は続くそうだ。
2月26日、NHKの朝のニュース番組「おはよう 日本」で「再審法改正」に関連して、狭山事件が取り上げられ、石川一雄のインタビューが放送される予定です。(午前7時台に放送される予定)

 2月17日の新聞に4月から、「刑務所や拘置所などに収容されているすべての人を名字に『さん』をつけて呼ぶようになった」と書かれていた。刑務官の人権意識を高めるためだそうだ。刑務官や検察官、裁判官こそ人権意識を高める教育が必要だ。
ちなみに一雄は「9番」と呼ばれていたそうだ。
仮出獄の日、初めて「石川さん」と呼ばれたそうだ。

 2月17日「狭山事件の再審を求める会・しが」から署名41筆が送られてきた。新しい裁判長にどんどん署名を届けてほしいと願う私たちに大きな励みになった。

 同日、愛媛県のMさんから「龍」の焼き物が届いた。多分20年くらいお会いしていないが、人懐っこい笑顔がなつかしい。労働組合運動、部落解放運動の先頭で闘っていたが、焼き物の道に進まれた。素朴で温かい焼き物で、以前頂いたお皿を今も大事に使っている。今年の干支の「龍」。Mさんのように温かく、ユーモアも感じられるすばらしい焼き物。ありがとうございました。

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2月23日は狭山情宣行動が全国各地で繰り広げられる
大阪・西成区民センターでは
狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西」主催
「垣根を超えて」の集会が開かれる
「狭山事件の再審を開始せよ」の声が響きわたる