現調 近況 50年目の10・31
2024年10月30日、福岡・「狭山事件を考える添田町民の会」から現調。
添田からは狭山市民集会や、関東近郊で集会があるたびに狭山現地に来てくださる。
「ありがとう」というとKさんが「私たちの運動は狭山が原点。九州から狭山までは遠い。せっかく狭山の近くまで来た時は狭山現調をしたいのです」と話された。「2025年1月には、東京で全国青年集会が開かれるがその時も青年たちが狭山に来ます」と。
年に2~3度は狭山現調に来てくださる添田の皆さん。狭山現調をするには一泊余分に泊まらなければならないし、わざわざ狭山まで足を延ばすというのは大変なこと。十数年一番多く狭山現調を続けてくださっている皆さん。
はじめてKさんの家に寄せて頂いたのは20数年前のことだと思うが、その時はKZuさんが生まれたばかりだった。その後Mさんの誕生。お二人とも今は社会人になられて、狭山の闘いを続けてくださっているそうだ。Kさんの家の前には大きな川が流れていた。Kさんのご両親に歓待していただいた。「英彦山」にいって住民の会・会長さんの家に寄せて頂いたときは、紅葉の絨毯と空を覆いつくすような紅葉があまりに美しくて、今も鮮やかに覚えている。
「私が19歳の時、寺尾判決があった。その時集会に来て今年で50年です。それからずっと私の闘いの中心は狭山です。」とKさん。半世紀にわたる闘いが続けられている。これまで何度かKさんの支部にも寄せて頂いたが運動の中心に「教育」があったことを思い出す。狭山事件が原点にあるんだなぁと感じたものだった。
KさんのパートナーのCHIZUMIさんからお手紙を頂いた。「~添田町では、おじいちゃん、おばあちゃん、子ども会みんなで狭山の取り組みをがんばっています。『今度こそ狭山!今度こそ石川さん』との思いでいます。~石川さんが一日も早く無実を勝ち取る日もあと少しです。その日が近い事を信じて今回代表して3人がみんなの思いを伝えに伺います。~またおいしい野菜と新米をお送りします。おいしく食べて元気な日をお過ごし下さい。健康で過ごされ、がっちり無実を勝ち取りましょう。私も毎日添田でがんばります。~勝利の日まであと少しです。お元気でお過ごしください。2024年10月30日(一部抜粋)」温かさにあふれたお手紙に、胸がジーンとする。皆さん、本当にありがとうございました。
一雄は今精いっぱい生きている。闘いは司法権力だけでなく、老いと病とも付き合っている。
皆さんの闘いと温かさが一雄の生きる力かもしれない。
30日はたくさんのお便り等を頂いた。
福岡県のT・Kさんからお便りとたくさんの手作りクッキー。5月にもいっぱい頂いていた。11月1日の集会と、2日の九州ブロック主催の現調にも来てくださるそうだ。「ともに『良き日』を迎えたい」と書かれていた。ありがとう。狭山でお会いできるのを楽しみにしています。
東京の京子さんからお手紙とたくさんのプレゼント
「~50年前の10月31日、あの日のことがよみがえってきます。一雄さんのくやしさ、怒り、憤り、寺尾判決に『聴きたくない』と叫んだ声が、日比谷に集まった私たちの耳にも聞こえたように思えました。でも今、寺尾判決を覆す時が訪れているのだ。一雄さんのまっすぐ再審開始に向かうアピールが、私の心を突き動かしています。~狭山の闘いは何物にもかえられない大切なものを沢山生み出してきたと深く感じています。石川一雄さんの無罪獲得に向かって心ひとつにしてきた全国の仲間たちと 前進!前進!(一部抜粋)」
福岡のOさん、お手紙と「狭山ヨタヨタ白杖記」。
11月1日,午前中に東京高裁、東京高検に「一人要請行動」を。その後狭山集会に。デモ行進後、東京高裁前で「地べたの法廷」行動。2日は狭山現調に来てくださる。
彼の闘いは一雄のエネルギーとして大きな力に。
東京のGさんから署名49筆。「~来年1月、誕生日を迎えられる一雄さんにとって再審開始の朗報が届くことを願っています。(一部抜粋)]
風邪気味な一雄に元気を届けたいと急いで送って下さった署名なんだろうなぁ。ありがとうGさん。
山梨のメグさんから、風邪薬とサプリメント等と、彼女のお姉さんとお連れ合いさんからのカンパ。彼女の毎日の生活の中に狭山があり、一人でも多くの人に狭山を伝えたいという彼女の生き方にただただ感謝だ。
以前、美空ひばりさんのDVDを送ってくださった埼玉のMさんから、ひばりさんの「第2弾」が送られてきた。没後半年ほどで3回シリーズで放送したものだそうだ。1989年に作られた「ひばり 永遠の歌声 第一夜 第二夜 第三夜」とある。Mさんありがとうございました。
今年は植えてから20年以上経つ柿の木に初めて30~35個くらい柿が生った。(いつもは2~3個)
あきらめないで柿が実るのを待っていた。期待に応えてくれた柿の木。ありがとう。
今日は50年目の10月31日
一雄の秘めた口惜しさやいらだちが伝わる
支援者皆さんの闘いとともに
狭山を闘い生きる