58年目の3.11

浦和地裁(現さいたま地裁)の内田裁判長がわずか半年間のスピード審理で石川に「死刑判決」を下したのは1964年3月11日。
18年前の2004年3月11日のホームページに石川のメッセージが載っていた。そこには「内田武文裁判官によって、人生を踏みにじられた事」「この裁判の発端はすべて40年前の内田の判決に起因があり、そのことを思うと無念と怒りがこみ上げてくる事」「内田武文の『死刑判決』こそ第一番に糾弾すべき」と書かれていた。下記はその時の短歌である。

2022年3月3日には全国水平社創立100年の記念集会が開かれた。
2023年には狭山事件発生から60年になる。この間、無実を明らかにする多くの証拠を提出してきた。これらの証拠を調べれば真実は必ず明らかになる。一雄の60年間の「無実」を叫び続けた声に、人生に、裁判官は真摯に耳を傾けてほしい。

朝、愛犬と散歩途中、梅の花が満開だった。サクラの花が咲き始めていた。
春はすぐそこに

   
満開の梅の花  咲き始めたサクラの花