近況 2022年3月24日

 3月22日、朝、雨が降っていた。愛犬の散歩に行けないなぁと思っている間に、雪になった。外に出て雪を感じていたらやがて吹雪のように・・・・・・驚いた。

 3月23日、加須(埼玉)のAさんから「南越谷スタンディング」のメールと写真。「少し寒かったけれど元気にスタンディングに参加してきました。参加者は16人。練馬からもSさんが来てくれました。~今日はたくさんの方が署名してくれました。~昨日は我が家で、要請ハガキと集会の案内を支援者に発送する作業をしました。Tさんも『字を書くのは出来ないけれど、ビラなら折れる』と来てくれました。

 
 南越谷スタンディング  2022年3月23日

8人も集まったのであっという間に終わってしまいました。大変な作業もみんなでやると楽しい時間になります。まだまだ寒かったり、温かかったりです。体調を崩すことのないようにして、お元気でお過ごし下さい。(一部抜粋)」彼女はいつも温かい。

 3月21日、「狭山再審を求める市民の会・しが」の皆さんの近江八幡駅のデッキでの狭山アピールの様子をヨッチャンからメールで頂いた。

 
「 狭山再審を求める市民の会・しが」狭山アピール 2022年3月21日

各地での闘いを送ってくださる皆さんの闘いが私たちを鼓舞し、エネルギーとなる。

3月23日、各地で狭山デーの闘いが続いている。
フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」に、3月23日、池袋東口パルコ前での狭山デー情宣、押上駅前での墨田共闘の情宣、町田駅前で荒川共闘の情宣、3月19日、宝塚の情宣行動等報告されています。

 3月、徳島の国保労組(私が以前所属していた労働組合)の女性部から寄せ書きが届いた。お手紙には「~最近は直接お会いする機会もなく残念に思っています。でも徳島地方研究集会ではお元気な様子をビデオメッセージで拝見でき安心しました。このような状況ですが、石川さん、早智子さんの無実を勝ち取るため国保労組一丸となって共に闘い続けます。~これからもご自愛ください。(一部抜粋)」と書かれていた。徳島を離れて25年。今もなお、元の職場、組合の皆さんが温かく接して下さり、狭山を闘い続けて下さっている事に心から感謝。

 3月初めテレビが壊れた。10日以上テレビのない生活をした。3月16日、大きな地震に驚いた。テレビもラジオもなく、情報がわからなかった。仕方なく3月18日テレビを買った。このところ、冷蔵庫、パソコン、テレビと、相次いで不調が続いた。

 3月20日、墨田の京子さんから、「部落解放墨田共闘ニュース」、2月28日に開かれた「狭山事件の再審を求める東京集会」のDVD、素敵なピンクの水玉のエコバッグや、鹿皮のメガネ・ルーペ拭き、コーヒー等が届いた。お手紙には「~石川さんが千葉刑務所でコーヒーを10杯飲んだというのが頭にあって、また最近は色々な物を少しずつ食べているとの記事を読んでうれしかった。~(一部抜粋)」と書かれていた。
私も千葉刑務所で石川が「コーヒーを10杯飲んだ」という記事を以前狭山パンフレットで読んだことがあった。何年か前そのことを石川に聞いたことがある。千葉刑務所ではいつの頃か忘れたそうだが、土曜日の夕食にコーヒー一杯とパンが出るようになったそうで、それが楽しみだったそうだ。石川は1月が誕生月だ。千葉刑では誕生月の人をまとめて誕生会をしてくれたそうだ。1月生まれの人は30人~50人位いたそうで、その日だけはコーヒーをいくらお代わりしても良かったという。

   

石川はコーヒーがおいしくて10杯位飲んだ時があったそうだ。それを見ていた看守さんが「石川は今日たくさんコーヒーを飲んだのでトイレに行くときは許可を取らなくて行っても良い」と言ってくれたそうだ。いちいち許可をもらわないとトイレにも行けない生活だったのだ。

 仮出獄から28年になるが、出てからは、看守もいないし、監視もされることもなく、食事もいつでも、どこでも、何でも食べられるようになった。だからこそ、石川は自分を厳しく律したのだと思う。獄中で糖尿病になり、食事を二食にした。仮出獄後は特に、自分自身への戒めとして食事療法・運動療法を徹底したように思う。飲み物も水中心で、肉・魚・甘いものはほとんど食べなかった。
一日でも長く生きる、勝利するまで闘い続ける、との信念がそうさせたのだろう。
2年ほど前から少しずついろんなものを食べるようになった。コーヒーも飲むようになった。
今まで頑なに食べなかった年月を思うとこの変化をうれしく思う。

裁判も今年が勝負の年。
何としても鑑定人尋問を勝ち取る。それが再審開始への第一歩だ。
狭山を勝利するためには大きな世論も必要だ。
4月7日には、部落解放同盟・東京都連女性部が中心になり、高裁前スタンディングが予定されている。
「真実は必ず明らかになる」と確信し、闘いを続ける。