2022年7月2日9時半、静岡大学の黒川みどりさんが来られた。
昨年9月にお会いしたとき、「石川さんの本を書きたい」と話されていたが、コロナ禍で、お会いするのが延び延びになっていた。
何度かのお手紙のやり取りの後、7月2日から、取材が開始された。
2004年、鎌田慧さんが「狭山事件 石川一雄、41年目の真実」を書かれてから18年が過ぎた。鎌田さんの本は「狭山事件」に焦点があてられたが、今回は「人間 石川一雄」を書きたいと話された。1回目の取材は、子どもの頃の生活を中心に訊かれた。まだまだこれから長い取材が続くと思うが、どのような本になるのか、楽しみでもある。

 6月28日、「狭山問題を考える添田町民の会」のSさん。毎月、東京高裁・大野裁判長に鑑定人尋問、再審開始を求める要請文や、会でのハガキ行動を続けられているが、その要請文をメールで送ってくださった。

 6月27日、「袴田事件」の三者協議の中で、東京高裁が証人尋問を行う事を決定したとのニュース。証人尋問は7月22日、8月1日、8月5日に行われ、弁護団と高検が年内にも最終意見書を提出するそうだ。大きな前進だ。
狭山もなんとしても鑑定人尋問の実現を!

 6月26日に現調をされた千葉住民の会から、7月1日、参加者からの寄せ書きが送られてきた。例年の様に、中谷さんのイラスト入りの寄せ書きだ。

 7月1日、兵庫のMANAMIさんからいっぱいのトマトとニンニク。

山梨のメグさんから手作りのカリカリ梅。梅をもぎ、洗い、干し、紫蘇を揉んで、つける。「二人の顔を思い出しながら楽しんで漬けている」というメグさんからのお便り。

岐阜の玲子さんから、無農薬で作ったジャガイモ、玉ねぎ、ピーマン等々。

京都のキョンキョンから、ちりめん山椒、万願寺とうがらしうま煮 等。



     

愛知の石井さんからは、ソバや切手等々・・・・・

皆さんからの「石川さん、健康に注意して長生きしてください」との思いが伝わってくる。

 石川は、エアコンのない部屋に、ベッドで寝ている。これまで私が「エアコンを付ける」という度に「エアコンはいらない。苦しいのは生きてる証。刑務所にいることを考えればどうってことはない」と頑固に言う。昨年、石川に黙って電気屋さんにエアコンを付けるようお願いしたが、「部屋の構造でエアコンは付けられない」と言われた。"(-""-)"。 それで、テクノイオン冷風扇を買ったが、彼は使わない。
今年の暑さは特別なので、朝起きてくるのが遅い時は心配になって部屋を覗き、額に手を当ててみる。
そのような日々だが、彼は頑固に元気に生きている。