近況   2022年7月18日

 先週はいろいろあった。
7月16日、静岡大学の黒川みどりさんのインタビュー

   

 7月15日、保護観察官、保護司との面談。一雄が仮出獄して28年になるが、未だ保護観察の身で、観察官や、保護司との面談が続いている。
コロナ禍で保護観察官との面談もしばらく延期となっていたが、担当観察官が変わったとのことで、久しぶりの面談だった。
日常生活の事をはじめ、いろいろと訊かれた。今はコロナ禍で、集会もほとんど行くこともなく、また家にいる時もほとんど外に出ていかない。裁判の事、三者協議の事など、気にかかることはあるが、変化のない日常生活を送っている。「どのように生活していますか?」と訊かれても答えようがない。
8月に徳島で集会があるので徳島に行くことも報告した。1週間以上狭山を離れるときは「転居・旅行許可申請書」をさいたま保護観察署長に出さなければならない。すると「旅行の許可に関する通知書」がさいたま保護観察署長名で届く。通知書には「旅行先に到着したら速やかに担当保護司に連絡すること」「旅行先から帰ったら速やかに担当保護司に連絡すること」と書かれている。
一雄は「遵守事項を守る」ことを誓い仮出獄した。だからきっちり守っている。まだ許可の通知書は来ていない。
徳島は私の故郷。徳島に行くと一週間を超えて滞在する事が多い。徳島での生活も訊かれた。
面談は、1時間半くらいの短い時間だったがとても疲れた。

  私が狭山に来て間もない頃(25年位前)、家に来た保護観察官との面談の時に「いつまで保護観察が続くのでしょう?」と観察官に訊いたことがある。観察官は「石川さんは無期懲役なので一生です」と答えた。それは仕事として正しい答えだったかもしれないが、そのあまりの冷たい対応・答えにショックを受けたことを今も覚えている。一雄は「無実・冤罪」を訴え続け、闘い続けているのだ。

 ずっとパソコンの調子がよくない。この日、パソコンを診てもらった。パソコンの調子が悪いと余計疲れる。

 7月14日、朝日新聞の取材。
どのような形になるかまだわからない。一雄の取材だが、横にいると、自分が取材を受けているよりも疲れる。
その後、本部のビデオメッセージの撮影。


 同日、東部市民の会(埼玉)よりお手紙、署名35筆、「東部市民の会ニュースレター」が届く。9月3日、総会と、河村健夫弁護士を講師に招いての講演会が開催されるそうだ。
いつもながら、ニュースレターは狭山の闘いへの熱い思いが伝わる貴重な資料となっている。
狭山はこのように支えられ、闘われている。

 7月13日、一雄、4回目のコロナワクチン接種と糖尿病の定期検診。
 私は2回目のコロナワクチン接種後一週間寝込んだので、今は接種しないつもりでいる。

 7月11日、加須(埼玉)のAさんからメールを頂いた。
参議院選挙投票日翌日の11日、8人の参加でスタンディングをされたそうだ。
昨年から始められたスタンディング。6日は役員会が始まる前に、みんなで東京高裁・大野裁判長に「鑑定人尋問・再審開始」を求める要請ハガキを書いてくださったそうだ。自分の言葉で自分の思いを一生懸命書いて下さったという。
皆さんの思いが私たちを強くしてくれる。

 7月5日、東京・墨田の京子さんから、レターパックが届く。コーヒー、煮魚等いっぱい。お手紙には「~最近一雄さんはお魚を食べるとホームページに書いてあったので、ゴマと煮魚、身体によさそうと思い買いました。どうかくれぐれもお身体大切に~(一部抜粋)」とあった。


 面談、暑さ、長雨、パソコンの不具合等で疲れ気味だが、支援者の皆さんの温かさ、闘いに励まされる日々だ。 

狭山現地事務所のブドウの実が大きくなった。
8月、熊本の子ども会の現調の頃には食べられるようになっているかなぁ