近況    2023年1月7日

 今年はうさぎ年。一雄は1939年生まれで、今年が年男。
今年は大きく跳躍し、事実調べ、再審開始をつかみ取りたい。

 一昨年から、申し訳なく思いながら年賀状を出さなくなったが、今年もたくさんの年賀状を頂いた。
福岡県の解放子ども会から毎年頂く年賀状。「漢字を頑張っています」「社会科、音楽を頑張る」「みんなでたいこをたたいて、ぶんかさいをがんばった」「子ども会で、だんけつたいこをまたがんばりたい」「ともだちをきずつけないように、またべんきょうもがんばります」等々、2022年に頑張ったこと、2023年に頑張りたいことが具体的に書かれ、「石川さんも再審が開始されるようがんばってください」と書かれていた。
一雄は獄中で子どもたちからの手紙に励まされたと言うが、今も同じだ。ありがとうございました。また、頂きました年賀状のお一人おひとりの皆様に心からお礼を申し上げます。

 1月7日、大阪・泉佐野市Kさんから、お手紙と145筆の署名が届いた。長いお手紙だった。心に沁みるお手紙だった。「~岐阜県のAさんに頼まれた署名をお送りします。~私は家が貧乏だったので、高校に行く事をあきらめていたが、解放奨学金制度ができ、解放同盟の人が親たちに『せめて高校だけでも行かせてほしい。家計を助けるのは3年だけ辛抱してくれないか』と説得してまわってくれた。おかげで私も高校に進学でき、〇〇に就職し、65歳の定年まで働くことができました。この解放奨学金制度は部落解放同盟が石川さんから学んで勝ち取った制度だと、私は感じています。感謝です。~それから私は高校生の時、東京で行われた狭山差別裁判糾弾の10万人集会にも参加しました。~石川さんの無実の証明はたくさんあります。しかし、石川さんが仮出獄され、大阪で講演された時、あんなに人を引き付ける笑顔、魅力は数ある証拠にも勝ると感じました。~署名はこれだけしか集められませんでしたが、この小さな小さな活動は私の喜びとなりました。~最後に、この機会を作ってくれたAさんにも、特大の感謝を伝えたく思います。来年こそは石川さんと、早智子さん、そして私たちにとって良き日が訪れますように(一部抜粋)」と書かれていた。
うれしかった。彼の気持ち、そしてAさんの思い。狭山の闘いはこんなに素敵な多くの人たちによって支えられている。

 7日、栃木県のFさんからお手紙と干し柿(市田柿)が届いた。「~今年こそ無罪獲得の年でありますように。~先日宇都宮で、狭山・人間石川一雄の闘いや、足尾銅山・田中正造の学習会をしました。裁判所への要請出しました。~強い握手を(一部抜粋)」


 1月1日には東京のGさんから署名40筆。

12月31日、愛知県のIさんからたくさんのうどんと署名211筆。

 第2次で頂いた署名は2023年1月12日に東京高裁に提出予定です。
第3次署名活動は、2023年2月28日、締め切り、3月6日に東京高裁に提出予定です。
さらなる皆さんのご協力を心からお願いいたします。

 

 今、岸田政権(政府与党)は、憲法9条にある「戦争の放棄」や「戦力不保持」の原則を放棄し
軍拡にひた走り、原発再稼働を押し進めようとする一方
福祉が切り捨てられようとしている

厳しい新年を迎えているが、決して諦めない

諦めない人たちがいるかぎり、光は消えない

狭山の闘いと共に