近 況   2023年4月5日

2023年4月3日、インドのエリー・キャロリンさんが狭山に来られた。インドのダリット(壊されし人々、抑圧されし人々の意)として、ダリット解放にむけ闘い続けている。差別の中で弁護士となられ、人権抑圧や、差別に抗し、尊厳ある生存を求めた運動を担ってきた彼女の、パワフルで生き生きとした表情とお話に、私たちもとりこになった。
冤罪や差別と闘う彼女。特に女性と子どもの生活等の向上のために多くの時間を費やしているとの彼女のお話を、通訳を通してお聞きした。その中で、ダリット差別と日本の部落差別の共通点を見た。教育、就職、結婚等、あらゆる場所、社会生活の中で、不当な扱いを受けてきたことだと感じる。今も差別・偏見がある。このような社会を、平等な社会に変えるために闘っている彼女。彼女のお母さんと私の年齢が同じだった。
「my daughter(私の娘」と話すとうんうんと言う感じで大きく抱きしめてくれた。言葉が通じなくても志を同じくする同志として、通じるものがある。共に志を貫こうと固く握手した。

   
 荒神様で 4月2日  現地事務所で 4月2日

4月2日、部落解放荒川区民共闘会議・部落解放同盟荒川支部の皆さん21人が現調に来られた。集会所で学習会の後、現調をされ、15時30分頃、現地事務所に。途中小雨がパラパラして心配したが、すぐ止みホッとする。小さいお子さんが来てくれた。とても楽しくてうれしい現調だった。一雄が楽しそうに子どもさんと話をしていた。3月23日に情宣行動の予定が、雨のため31日に延期したが、この日は多くの人が署名をしてくれたそうだ。袴田事件の再審開始が決まり、これまで余り考えなかったであろう検察のねつ造に市民の耳目が集まっている。

 同日、「入間地区狭山事件を考える住民の会」から9人が現調に来られた。思いがけない現調だったので、うれしかったなぁ。地元住民の会として、狭山市駅での情宣行動等、これまでにない大きなアクションを起こしてくれている。皆さんの熱い思いが伝わる。

 
入間地区狭山事件を考える住民の会」武井さん挨拶  子どもたちと 

 4月1日、「ネット・部落差別を考える会」から12人の現調。部落解放同盟国立支部や、府中で共に部落差別や狭山を闘い、情宣行動を続けている仲間たちの現調だ。Tさんから「一人が一人に」と題した「詩」と、新谷のり子さんの「水平賛歌」のCDを頂いた。胸に迫る。いつもピクルスや、手作りのおいしい味噌を狭山まで届けてくれるGさん、Gさんの笑顔は最高だ。3月24日と31日に署名を送って頂いたばかりだが、この日も署名18筆を頂いた。私たちが元気になることを知っているのだ。温かい心と闘いにただただ感謝!

   

 3月31日、栃木県のFさんから24筆の署名。

 3月28日、兵庫のMANAMIさんからいっぱいの贈り物

まもなく54回目の三者協議。これ以上検察の横暴を許してはならない。
皆さんの声が司法を動かす。
60年の狭山の闘い、石川の生あるうちに動かしてほしい。