近況  堂々と三途の川を渡りたい 2023年4月16日

 2023年4月15日(土)、埼玉県・本庄市児玉文化会館で「狭山事件を考える児玉地区市民の会」主催で「埼玉で起きた冤罪 狭山事件 真相報告会」が開かれた。
残念ながら朝から雨が降り続いたので、雨の中皆さんが来てくださるだろうかと、心配していたが、多くの人に来て頂いた。
新型コロナ感染拡大から3年余り。この会場にも5年ぶり位だろうか。懐かしい顔、顔、顔。

   
「冤罪を晴らし堂々と三途の川を渡りたい」  「児玉地区住民の会」代表・丸山真司さんの挨拶 

オープニングセレモニーとして、ウッチャンバンド(学校の先生を中心に、地元で活躍しているバンド)のCDと、画像が流れた。「真実はこの手に」「一枚のポスター」「ひまわり」の三曲は、私が好きな歌ばかりだ。特に「ひまわり」は徳島の私の母を歌ってくれたものだ。
何時だったか私が「母はひまわりのような人だった」と話したことをきっかけに曲を作ってくれた。聞きながら、強く、明るく、前向きに生きた母の事を思い出し、涙がこぼれた。
一雄は「元気な間に冤罪を晴らしたい。60年苦しんできたが、そのことは皆さんがわかってくださっている。だから、私は常に笑顔で元気で闘ってきた。教育を受けられず、子どもの頃から住み込みで働き、社会的に無知でもあった私が、冤罪に陥れられた。自分自身いくら無知でだまされたとはいえ『自白』してしまったから今も皆さんにご迷惑をおかけしている、と自分を責めている。三途の川を堂々と渡りたい。それには皆さんのご支援が不可欠。私も不屈の精神で闘い抜く」と、更なる支援を訴えた。
また、「文字を教えてくれた元看守さんがあって今の私がある」と、読み書きができるようになった喜びや、感動など、元看守さんへのあふれる感謝の気持を伝えた。
皆さんの笑顔や拍手を頂きながら、直接皆さんにお会いし、訴えることができる喜びを感じた。
Nさんから海苔巻きを頂いた。5年位前に彼女から海苔巻きを頂いたが、母の作ってくれた海苔巻きと同じ味で感動したことを伝えていたが、そのことを覚えていてくださったのだ。
みんなあったかいなぁ。ありがとうございました。

 同日、狭山市選挙管理委員会から「狭山市議会議員一般選挙投票所入場整理券」が届いた。石川早智子宛で、石川一雄の名前はない。

 4月16日、加須のAさんからおいしいフルーツトマトがたくさん届いた。お手紙は、大きな文字で書かれていた。「~一雄さんに読めるように、大きな字で書いています。フルーツトマトは一雄さんより一歳年下の姉ががんばって作っています。トマトをたくさん食べて、これからもお元気でいて下さい。~(一部抜粋)」なぜこんなに優しくなれるんだろう。ご自身も万全な体調ではないのに。
一雄は毎日、トマト🍅納豆、モズク、カリカリ梅は欠かしたことがない。豆腐は二日に一回位。皆さんの闘いと温かさ、そしてこの食生活が彼の健康を維持している源かもしれない。

 4月14日、岡山県宗教教団連絡会議(岡山同宗連)から狭山署名225筆が届いた。お手紙には「~大きな力にはなれませんが、再審開始への一助となれば幸いに存じます。~第3次再審開始と貴殿の早期無罪判決確定を祈念させて頂きます(一部抜粋)」と書かれていた。

 4月13日、埼玉・久喜市のSさんから,新鮮な野菜(ナス🍆キュウリ🥒 トマト🍅 )が一杯届いた。一雄は野菜ではナスが好物。さっそくナスのみそ炒めを作った。

 同日、東京荒川のOさんから、初ガツオのタタキとお手紙が届いた。荒川から、4月2日に現調に来て下さったが、その時のお礼と、現調に行ったメンバーが冤罪を確信した事や、今が正念場の狭山の闘いを全員が全力で闘う確認をしたことなど、温かいお手紙だった。お礼を言うのは私たちです。小雨降る中の現調、また重要なこの時期にたくさんの人が現調に来て下さったことに大きな力を頂いた。高知県出身のOさん、初ガツオおいしかったぁ (*^▽^*)

 同日、歌人 道浦 母都子さんからお電話を頂いた。狭山署名が50万筆を超えたことを喜んでくださった。「頂いた署名が50万筆ということは、署名をしたくてもできなかった人や、署名をしてくださった人の家族等の事考えると、200万筆に相当します。私も精いっぱい応援しています」と。

 4月12日、「狭山事件を考える青森県住民の会」代表のNさんから、段ボール箱5箱が届いた。以前にも12箱送って頂いた。中に1976年5月28日号の「アサヒグラフ」や、一戸彰晃さんが集められた狭山本を中心に、狭山の記事(東奧日報・河北新報をはじめ週刊誌などさまざまな記事)がきちんとファイルされている)だ。初めてみる記事もたくさんあった。段ボール箱に詰めて送るだけでも大変な作業だ。感謝!

 同日、一雄病院へ。

4月11日 毎日新聞K記者のインタビュー。楽しみだ。