近況     6月23日  

 今日は狭山事件発生から60年と1カ月。
徳島新聞「読者のひろば」に「無辜の人の救済 心より願う」とのタイトルで、徳島・坂本英二さんの投稿が掲載されていた。

「くまもと『狭山事件』を考える住民の会」の皆さんは今日も朝7時から夜7時までの12時間、辛島公園で「狭山坐り込み」行動を続けている。
毎月23日には、全国各地で、「23デー」が取り組まれている。私自身も、徳島駅前での「狭山23デー」行動に第一回目から参加してきた。40年以上前の事だ。

1963年5月23日、早朝、一雄は突然逮捕された。別件逮捕だが、毎日狭山事件の犯人としての取り調べが続いた。1か月近く、「私は犯人ではない」と、無実を叫び続けたが、6月17日、保釈直後、狭山署を出ないうちに再逮捕、身柄を狭山署から川越署分室に移された。当時使ってない川越署分室で、たった一人の取り調べが始まった。それまでの拷問的な取調からやっと解放されると喜んだ矢先の再逮捕。大きな権力の巧みな罠の中に、文字も知らず、社会的に無知だった一雄がからめとられていく瞬間だったのかもしれない。6月20日ごろから「ウソ」の「自白」をさせられていく。そのことを思うと、今も怒りと悔しさがふつふつと湧いてくる。
それから60年。今もなお闘いは続く。

 現在、一雄は目、耳の不調はあるが、元気だ。遠くの集会等に参加しにくくなった事から、支援者皆さんにご心配をおかけしている。
6月14日、一雄、病院に(定期的)
15日、埼玉のNさんから署名10筆が届く。
16日 熊本Iさんから冷蔵庫に入りきらない大きなスイカ。ウマイ (^^♪
17日、滋賀のYさんからおいしいジュース

     

17日、60年前に再逮捕された日、一雄は43564歩のウォーキング。

22日、岐阜の玲子さんから自宅で栽培の無農薬の米、里いも、トウモロコシ、枝豆、ホームランメロンが届く。

 今年もひまわりがいっぱい咲いていた。