近 況 2023年8月3日
2023年8月3日、部落解放同盟東京都連女性部主催で、高裁前アピール行動があった。
北埼(加須)のAさんから、メールを頂いた。酷暑の中の高裁前アピール行動。石川一雄も84歳になり、目や耳に、不自由をきたすようになったこと、間もなく56回目の三者協議、そして大野裁判長の12月退官を控え、「何としても鑑定人尋問の実施と、再審開始を」との待ったなしの皆さんの熱い訴えは、裁判長にも、道行く人の心にも届いただろう。フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」に報告がされています。
同日、「大阪同和・人権問題企業連絡会」の広報委員会のメンバー10人が、狭山現調と、機関誌「ホットライン21」の取材に来て下さった。
特集〈仮題)狭山事件~見えない手錠をはずすまで~(現地取材記事 2023年11月発行予定)
私にとって非常にうれしい取材だった。私自身が就職差別を受け、就職してからも様々な差別事象に出会い苦しんできた。企業として部落問題や、狭山事件の学習をし、差別解消のために尽力してくださることは、社会的な責務であると思うが、このように実践してくださることは本当にうれしい。
一雄は「皆さん方が動いてくれないと司法はなかなか動かない。私は、真実究明のために裁判を開いてほしいと司法に訴え続けてきた。不幸だったのは、読み書きができなかったことだ。刑務所のなかで、正義感ある看守さんと出会い、文字を取り戻した。毎日何万字も書いた。文字を覚えるには根性だけでなく、努力、努力の毎日だった。これまで、裁判以外の事で支援者皆さん方にご迷惑をおかけしてはいけないと、健康に留意して生活してきた。昨日も35733歩ウォーキングをした。目と耳が不自由だが、元気に闘いを続けている。元気な間に無罪を勝ち取りたい。皆さん方の更なるご支援を」と訴えた。
多くの質問をいただいた。「両親のお墓に行ってない事」「冤罪が晴れたら行きたいこと、したいこと」等々
一雄は「私の無実は両親が一番よく知っている。まだ見えない手錠がかかっている。冤罪が晴れるまでいかない。行きたいのはケニア、野生動物が自由に走り回っているところを見たい、チータが好きです」等々答えていた。
一日も早くその日が来ることを願っている。
暑い中を狭山まできてくださり、ありがとうございました。
8月1日、兵庫のMANAMIさんから、大きな段ボール箱いっぱいのいつもの「愛情便」
いっぱい送ってくれながら「送らせてもらってありがとう。」「生きてるだけでもうけもの。」という彼女。わが子のような彼女の言葉は身体にも、心にも沁みて温かい
東京のOさんから「カツオのたたき」おいしい (^^♪
現地事務所のブドウの実が大きくなった
狭山事件「鑑定人尋問を」の声も大きくなっている
動かせ!狭山!