近況 2023年9月23日 各地で23デーの闘い
狭山事件の発生から60年と4カ月目の23日。
全国各地で「狭山23デー」が取り組まれた。
狭山市駅でも、「狭山事件を考える入間地区住民の会」が10時から11時まで情宣行動が行われた。
今年春に再建された「入間地区住民の会」は、6月23日、定期総会で活動方針や新役員、当面の活動等決めたそうだ。武井誠新会長が「私たちのライフワークとして息長く続けましょう。しかし、『狭山事件』再審開始については時間との闘いです。一刻も早く決着を付けなければなりません」と挨拶をされたそうだ。一雄が不当逮捕された1963年5月23日に思いをはせながら、原則として毎月23日を「23デー行動日」として7月23日・狭山市駅、8月23日・川越駅、9月23日を狭山市駅で、街頭宣伝、チラシ配布、署名活動を行うことが決まったそうだ。
新しい住民の会に「平和を守る市民ネット」の皆さんも加わってくださり、「市民の会」として、広い共感を得ながら活動を続けられていることを心強く思う。
6月23日からは「狭山事件を考える入間地区住民の会メルマガ」も発行され、皆さんの闘いに力を頂いているが、忙しい皆さん方がお疲れにならないように、と願っている。
9時50分、狭山市駅西口デッキにはMさんたちが、横断幕やマイク等の準備をされていた。狭山市駅での情宣活動は、事件発生の地元ということもあり、いつも何か新しい出来事に出会う。
署名板を持っていた私に近づいて署名をしてくださった方は「私は石川一雄さんの同級生です」と話されびっくり (+_+)
このようなことは狭山市では有り得ることだが、ただ84歳という年齢もあり、これからは同級生という人に出会うのは少なくなるとは思うが。
以前にも狭山市駅での情宣行動の時「石川一雄の一級下」だったという方にお会いした。
今回、「石川一雄を覚えていますか?」と尋ねると「覚えています」と話された。「どんな子どもでしたか?」とお伺いすると「さぁ」という顔ではっきりとした記憶はなさそうだった。その人は「私はこの事件はおかしいと最初から思っていました。事件発生から2か月近くたってから被害者の万年筆が石川さんの家のカモイから発見(1996年6月26日)されたでしょう。そんなことおかしいよね。私の名前を一雄さんに訊いてみてください。覚えてくれていると思います」と話しながら署名をしてくださったSさん。
(残念ながら、一雄はSさんを『覚えていない』とのことだった)
また、高校の教師をしていたという女性は「私は教師の時、生徒に狭山事件の事を話していました。あまりにひどいえん罪事件です。石川さんがお元気でいて下さるようにお伝えください。」と話しながら署名を。
また別の署名板を持っていた人が「署名を頂いた人から『狭山事件を思うと胸がつぶれる思いです。がんばってください』と話してくださった」と伺った。署名は12筆だったそうだ。
義姉・石川うめ子さんが冷たいお茶を作って持ってきてくれた。
20人位の人が狭山市駅西口での情宣行動。
この日は涼しいくらいの一日でよかった。
「狭山事件の再審を実現しよう」フェイスブックに各地の闘いが報告されています。
皆さんありがとうございました。