近況 静岡大学で 2023年11月8日
2023年11月8日、12時45分~14時15分までの100分間、静岡大学・黒川みどり先生の授業で、部落解放同盟・埼玉県連の片岡明幸委員長と私たちをゲストスピーカーとして呼んで頂いた。車で3時間の距離なので渋滞を見越して1時間の余裕をもって狭山を出発したが、大学にギリギリに着いて焦った。もっと余裕を持って出なければと反省 "(-""-)"。 学校に着き、車を降りたところでNHKのカメラが構えていて少し驚いた。教室は満席。若い人たちに狭山事件や、部落問題の事を聞いて頂くことはうれしい。事件発生から60年。知らなくて当たり前なのだが、その間一雄は、獄中32年、仮出獄で28年余りを冤罪を訴え、闘い続けた年月だった。
6月に立教大学でも話をさせて頂いたが、その時、京都から来て下さった山本栄子さんが今回も駆けつけて下さった。92歳になられたそうだ。部落差別によって教育を受けられず、結果として警察に騙されて、狭山事件の犯人にでっち上げられた一雄は、学生さんたちに、「なぜ犯人に仕立て上げられたのか。いくら無知だったとはいえ、騙されてウソの『自白』に追い込まれた事が重荷になって自分自身を責めている。そのことで、支援者多くの人にご迷惑をおかけしている。両親は私が刑務所にいる時に亡くなり、とても残念だった。来年は寺尾判決から50年、何としても生きている間に冤罪を晴らしたい。必ず真実は明らかになる。この3次再審で勝利して終結したい。真実究明のために裁判を開いてもらいたい」等を語った。教育がいかに大切か、身をもって感じてきた石川の訴えはきっと学生さんたちの心に届いたと思う。
11月9日、西日本新聞の取材と
中央本部のビデオメッセージの収録
11月6日~7日は、手紙等を書く。
11月5日、埼玉県連・解放新聞の取材で、片岡さん、古川邦子さんが事務所に。連載で一雄の短歌が掲載される予定。前回は獄中歌だったが、次回からは仮出獄後の短歌となる。