師走の寒い中を、各地で狭山23デーの取り組みが続けられている。
2023年12月23日、「狭山事件を考える入間地区住民の会」でも、狭山市駅西口で10時~11時まで定例の街頭宣伝行動が行われた。
この日は、日本弁護士連合会主催の「再審法改正を求める市民集会」が弁護士会館で開かれるため、最後まで情宣行動に出られないが、10時40分の電車に乗るまでの半時間でも情宣行動に出たいと狭山市駅に行ったが、電車の時刻が乱れ、40分の電車は出ないということで、急遽10時19分の電車に乗ったので、情宣行動に参加できなかった。狭山市駅での情宣は、事件発生の地元ということもあり、これまで情宣行動をしていると、一雄の同級生や、一級下だったという人、教師をしていたという人に出会ってきた。この日は13人が参加して下さったと出口さんの報告(狭山事件の再審を実現しよう。フェイスブックより)に書かれていた。皆さんありがとうございました。

 12月23日、日弁連主催の「再審法改正の実現に向けて~市民と共に~」の集会は1部 2部からなり、1部は8月にご逝去された桜井昌司さんの映画「俺の記念日」上映。
2部に冤罪被害者からのリレーメッセージがあった。
菅家利和さん(足利事件) 青木恵子さん(東住吉事件) 西山美香さん(湖東事件) 袴田ひで子さん(袴田事件) 阪原弘次さん(日野町事件) 石川一雄(狭山事件) の6人からのメッセージ。一人5分という時間制限の中で、夫々が自分の思いを語った。最後に櫻井恵子さんから挨拶があった。

   
袴田ひで子さん、石川一雄、阪原弘次さん  菅家利和さん、青木恵子さん、西山美香さん 

目が少し見えにくくなった一雄が壇上から3段の階段を下りる時、少しよろけた。急いで走り寄ったが、その前に、SAEちゃんが先に階段わきに控えていて、一雄を支えてくれた。うれしかった。階段を上がるときちょっと危なかしいと思ったので待っていてくれたそうだ。彼女のおじいさんは一雄と同い年。小さい時から家族中で一雄を応援してくれていたので、SAEちゃんにとって、一雄は自分のおじいちゃんなのだ。この日、一番うれしく印象に残ったことだった。

 再審法の改正は急務だ。日弁連が今再審法改正を求めて動いていることは、冤罪を闘う者にとって大きな力だし、実現すれば日本の民主主義が前進すると確信している。

 12月25日、早智子、歯医者、病院に。

25日、SIHOちゃんからシクラメンの花が。
加須のAさんんからフルーツトマト、ユズ茶、佃煮が届く。余りにおいしかったので「佃煮がおいしい」 とメールしてしまった。
素敵なクリスマスプレゼント、心がほのぼのした。
一雄は27日に病院なのだが、ショートケーキを2個買った。
以前は絶対に口にしなかった物を、この2~3年は、すこしずつ食べるようになった一雄。
それをわが事の様に喜んでくれる多くの人がいる。

 2024年も皆さんが元気に過ごされますように。一雄が元気に過ごせますように。