近況    「旗を揚げる」  

 2024年7月25日、午後2時から中央公民館で「鎌田慧さん」とのインタビュー。
鎌田さんは一雄と同い年。これまで二人は、本当に、元気で、はつらつとしていたが、この1年余りで二人とも急速に年相応になったような気がする。鎌田さんの髪は相変わらずふさふさと爆発し、ぼそぼそとした話し方。一雄はその反対。その対比が面白い。
「狭山パンフレット」のインタビューだったが、いろんなことをいっぱい話した。鎌田さんは本当に温かい。人間として、すごく尊敬し、大好きな鎌田さん。2時間ほどの予定がいつのまにか5時を過ぎていた。また電車に乗って帰られる鎌田さん。一雄は「100歳まで生きる。生きたい」と話していたが、鎌田さんも100歳まで共に長生きしてほしいと心から願った。

   

 同日、狭山のH高校から高校生と、有志の先生方が現調に来てくださった。
一雄は「私のようにならないように、一生懸命勉強をしてほしい。社会に出たらなかなか勉強はできない。正しい判断ができる優しい人になってほしい。」と高校生のOさんの顔を見ながら話していた。彼は「今日は友人たちを誘って来たらよかった。また来ます。石川さん元気でいてください」と言って「これは家でとれたモモです。皮のまま食べられてすごくおいしいです。石川さんに食べてもらいたいと思い持ってきました」とモモを頂いた。彼の言葉や思いがうれしかった。最近で一番うれしい事だった。
翌26日朝、A先生から「~Oさん(高校生)からの伝言です。『貴重な体験をありがとうございました。すごく勉強になりました。また機会があれば友人も連れて行きたいと考えているのでその時はよろしくお願いいたします。と伝えてほしいです。』との事。また会えたらうれしいなぁ。Oさん待ってるよ。


 7月24日、「狭山事件を考える入間地区住民の会」が午後4時から5時まで、狭山市駅での情宣行動。その後5時半から総会。6時過ぎから7時半頃まで狭山学習会が開かれた。
暑さでクラクラしそうな中を、狭山市駅で皆さん、マイクを握り、署名のお願いをし、ビラを配る。

   

総会には姉ウメ子さんが,住民の会の再建2周年ということで赤飯等差し入れを持ってきてくれた。おいしかった(*^-^*)
6時過ぎから中央本部の安田聡さんから「狭山の闘いの現状と課題」と題した学習会。川越や坂戸、千葉からも30人ほどが来てくださった。千葉・住民の会のKさんから署名24筆を頂いた。副会長のDさん閉会の挨拶で「旗を掲げてよかった」との言葉に胸いっぱいになる。
皆さんありがとうございました。この日の報告は、フェイスブック、「狭山事件の再審を実現しよう」にDさんから詳しく報告されています。


 7月20日、東京、赤羽にあるクリニックの先生から足の筋肉を鍛えるという「フィット フイット3」という器具が送られてきた。10日ほど前、クリニックの敦子さんから「石川さん体調はいかがですか?」とのお電話を頂いていた。「目と耳、そして最近は、立ち上がる時、少し時間がかかるようになりました」と話した。それから少しして「石川さんたちには元気でいてほしい」と運動器具を送ってくださったのだ。びっくりしてお電話をすると、「二人で毎日使ってね。院長先生と『これがいいんじゃないか』と話していたのよ」とのこと。何とお礼を言っていいかわからない私に、「何も気にしなくていいのよ。石川さんたちが元気でいてくれるのがうれしいの」と話してくださった。ほんとうに感謝しかない。 冤罪に落され、苦しんできた61年。それでも元気に闘い続けられているのは、支援して下さる多くの人たちの支え、温かさがあるからだろう。


 7月19日、山梨からモモが届いた。お会いしたこともないIさんからだった。 狭山を応援してくださる人たちの「石川さん元気で」との思いが届く。


今日(7月26日)は兵庫県・「新温泉町・狭山同対審共闘会議」の皆さんの現調。毎年遠くから来てくださる。