近 況 「再審法改正を今すぐに」
2024年9月28日、弁護士会館で日弁連主催の「司法に翻弄された58年間 ~袴田事件判決と今なお続く冤罪被害」の市民集会が開かれた。
午後1時30分~午後4時30分まで、再審法の改正を求める発言が相次いだ。
私たちは打ち合わせもあり、桜井恵子さんや、菅家利和さんたちと12時前には弁護士会館に。
午後2時前には、袴田秀子さんも到着し、再審無罪を勝ち取ったお礼を生き生きと述べられた。報告は、小川秀世・袴田事件弁護団事務局長から。その後各地の冤罪事件の現場からの報告があった。
一雄も、東京拘置所で「死刑囚」として6年ほど一緒だった「イワちゃん」とのことや、再審制度の改正が急務と報告をした。狭山弁護団の竹下政行事務局長が、狭山の闘いの報告をされた。菅家利和さんは足利事件のことや、自分が冤罪に陥れられた過程等報告し、「今もまだ冤罪が晴れず苦しんでいる人がいる。次は狭山事件の石川一雄さんの番だ」と結ばれて、胸がいっぱいになった。私は補聴器をつけていたが、あまり聴きとることができず残念だった。"(-""-)"
再審法改正に国会議員からも賛同のメッセージが多数寄せられていた。改正への気運が盛り上がっている。狭山にとって大きな光だ。
この日、多くの支援者のみなさんから送られてきた署名を本部に提出。合計 2953筆。
一筆一筆が闘いの証だ。
9月27日、福岡・添田のKさんから、自分のところで作っているとれとれの新米や、菓子、シイタケ、干しタケノコ、柚子コショウ等届いた。うれしかったのは沢山の寄せ書きだ。皆さんから大きな力を頂く毎日だ。
9月26日、静岡地裁で袴田巌さんの無罪判決。捜査機関のねつ造と断じ、裁判長は謝罪した。一雄は「狭山に光を見た」と涙ぐんだ。検察がこれ以上の犯罪を侵さないことを願っている。
私たちは朝8時に出発したが、渋滞に巻き込まれた。帰りは高速に乗る道を間違えたのと、渋滞で、丁度400キロの距離なのに、往復7時間半かかった。
帰り着いたのは午後8時半。一雄はそのまま崩れるように横になった。疲れたんだろうなぁ。でもよかった。