23デー情宣行動と近況 2024年11月23日
23デーの11月23日、「狭山事件を考える入間地区住民の会」が狭山市駅で10時から狭山情宣行動。
1963年5月23日、早朝、石川一雄は別件逮捕され、その日から狭山事件の犯人のような取り調べを受けた。被害者宅に届けられた脅迫状が石川一雄が書いたと言う。一雄は「私は字が書けないので脅迫状は書けません」といくら言っても、「お前が書いたんだ」「お前しかいない」と毎日朝から晩まで執拗に取り調べが続き、約1か月後に一雄は嘘の「自白」をしてしまう。61年たった今も、一雄はそのことを後悔し、「24歳にもなって、いくらだまされたとはいえ、嘘の自白をした自分にも責任の一端がある」と、自責の念が消えない。無実の人を犯人にでっち上げた警察、検察こそ、自責の念を持たなければならないが、事件発生から61年たっても、いまだ検察は狭山事件の証拠を隠し、弁護団が証拠を出すように要請しても「有るか無いかも言えない」「事件に関係ない」「出せない」と拒否し続けている。
袴田さんは無罪獲得まで58年の年月がかかった。やっと検察、裁判所が証拠捏造を認め袴田さんに謝罪するとのニュースにも接したが、失った年月は帰らない。
狭山事件は、発生から61年。科学の進歩や、検察がやっと開示してきた(開示請求の闘いによって)証拠によって、石川無実がますます明らかにされている。
今日も、全国各地で「狭山デー」が闘われている。
狭山市駅で署名版をもっていると、多くの人が署名をしてくださった。「狭山事件ご存じですか」と声をかけると多くの人が知っていた。「頑張ってください」と声をかけてくださる。しかし、無関心で通り過ぎる人も多い。
東京・練馬から来てくださった人。兵庫県の宝塚から来てくださった人。そして所沢や、川越、入間の狭山市近郊から17人が来てくださった。署名は49筆。
90歳を超えられたKさんは、署名をいただく名人だ。彼の温かい優しい表情が人を誘い込むのだ。牧師のNさん、川越や、所沢でさまざまに活動をされている方たち。今日は偶然に通りかかった県会議員のNさんも、お連れ合いさんと一緒に情宣をしてくださり、Nさんはマイクを握った。
袴田事件で、裁判長が検察・警察の捏造を断罪したことが大きい。これまでより「頑張ってください」という人たちが増えた気がする。
狭山事件で、今新しい鑑定を出している。裁判官がこれらを鑑定人尋問(証人調べ・事実調べ)をするかどうかがカギだ。
再審制度がただの紙切れでない、無辜の救済のための法律であることを踏まえ、裁判官は勇気を出して再審開始をしてほしい。
また、「再審制度」についても「改正を」との声をあげてほしい。
全国で闘われている狭山。今度こそ!
11月22日、栃木県那須のFさんから新米が届いた。「那須の新米を食べて底力となりますように」と書かれていた。
21日、加須のAさんからおいしいフルーツトマトが。
18日~21日までパソコンと奮闘中。今日初めて新しいパソコンでホームページを更新中。
まだ古いパソコンに短歌とか、イラスト等残っており、移せていない。
パソコンの先生に助けてもらいながら毎日四苦八苦。21日は頭がくらくらしてきた。
まだまだ慣れない。今日の情宣行動の写真をホームページに載せようとしたら、パソコンにSDカードを入れるところがなく慌てた。古いパソコンに取り込んでUSBに移し替え、それを新しいパソコンに入れてみたら大丈夫だった。"(-""-)"。
これから落ち着いてまた挑戦だ。
朝 愛犬と散歩途中、ツワブキの花が咲いていた。