近況   2024年12月9日

第40回埼玉県人権保育実践交流会  2024年12月8日

 埼玉県行田市教育文化センター「みらい」で上記実践交流会が開かれた。
13時からの特別分科会「狭山事件の真相」に参加。
狭山事件の犯人とされ、61年無実を叫び続けている石川一雄は、被差別部落に生まれた。家が貧しかったため、教育を十分に受けることができなかった。そのことが狭山事件での別件逮捕につながったとの一面もある。獄中で石川の無実を信じた正義感ある看守さんに出会い、看守さんに文字を教えてもらった。このことが石川一雄に大きな力を与えた。取り戻した文字で、多くの人に真実を訴える手紙を書いた。「私は無実、私の冤罪を晴らすために支援してほしい」と。
獄中で必死に勉強をした一雄は、教育の大切さを人一倍感じ、渇望してきた。
コーディネーターの部落解放同盟・中央本部・安田聡さんの質問に、教育に携わる保育士の皆さんに、一雄はいかに教育が大切か等を切々と訴えた。
 狭山の闘いは根底に部落差別があるが、大きく教育の問題がある。
狭山の現状は、万年筆のインクについての鑑定を12月に出した後、1月の63回目の三者協議に裁判官がどのように判断するか。鑑定人尋問を行うのか、行わないのか、重要な局面にきている。一雄は「裁判長はきっと鑑定人尋問を行ってくれる。そうすれば真実が明らかになる。再審が開始される」と話し、「そのためにも大きな世論を」と訴えた。また、袴田事件で、2014年に再審開始決定が出たにもかかわらず、無罪判決が出されたのは2024年。再審開始決定から無罪確定まで10年もかかったことに触れ、検察が異議申し立てができる今の「再審法」についても「改正」するよう声をあげてほしいと訴えた。


12月、兵庫県の「宝塚市民の会」から、113筆の署名が届いた。寒いとき、暑いとき、変わらず闘い続けている多くの人たちがいる。 

福岡の昭子さんから、またまた干し柿や大根が。干し柿は現調に来た人に差し上げてくださいと。
みんなあったかいなぁ。

最近は6時でもまだうす暗い。愛犬・ココちゃんとの散歩も7時ごろになった。

 11月の終わりに撮ったコスモスの花。遅くなったけれど・・・・・・・