毎日新聞 埼玉版 2024年12月14日 |
2024年12月13日、狭山事件の起きた地元・埼玉で、「再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正を求めた「県民運動」が発足した。
袴田事件の袴田巌さんの無罪確定で、再審制度の不備が大きくクローズアップされ、再審制度見直しの機運が高まっている中で、再審法の改正を求める意見書の採択を県議会に働きかけようと「県議会での意見書採択をめざす県民運動」が発足。
9人が呼びかけ人となり、賛同人として118人が名前を連ねている。県庁での記者会見で呼びかけ人の一人・講談師の神田香織さんが「70年以上改正されていない再審法では検察が手持ちの証拠を弁護団に開示することが定められていないため、再審開始がなかなか認められず、『開かずの門』となっている現状を改めるよう」訴え、また「『狭山事件』の石川一雄さんについて講談する機会があり、再審法がこのままではなかなか再審開始に至らないのでないか、と疑問に思った』と活動に参加された理由を語ったとあった。
今後は再審法の整備に向けた意見書を採択するよう請願書を出すそうです。
地元埼玉での取り組みに、期待し、大変な努力を重ね、ここまでこぎつけてくださった関係者の皆さんに心から感謝!
「東京新聞」「埼玉新聞」にも大きく記事が掲載されています。