| 東京新聞 本音のコラム 2025年11月4日 |
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(じんせいのしゅうえんまでにはさまざまあれど われのにのまいだんこたつ 2013/4詠む )
石川一雄は獄中でも、仮出獄で出てからも歌を詠み続けた
各地での集会や、現地調査に来られた時も、歌を詠み、色紙に書いた
2000年5月から私が「冤罪狭山事件」のホームページを立ち上げてからは
ホームページに載せるためにA4の用紙に詠んだ短歌を書いてくれた
25年の間に短歌は段ボール箱2箱になった
一雄は「下手も上手も関係ない。私の闘いの歴史だ
いつか私がいなくなっても短歌は残る」と言っていた
一雄は今いない。しかし短歌は残っている
いつか残っている膨大な短歌を皆さんに詠んでもらいたい