あの日から 2025年11月11日
あの日から8か月。
2025年11月9日、ハンセン病資料館で、金聖雄監督のドキュメンタリー映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」(2013年)を見た。
フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさんからお知らせのお手紙を頂いていた。
チラシには上映後、金監督の講演があり、MIKAさんがナビゲーターをされるとあった。
見る勇気がなかったが、鎌田慧さんも行かれると伺い、思いきってでかけた。
11月6日には、「第45回埼玉人権フォーラム」「えん罪と人権」の分科会で、ひとり芝居「石蕗(ツワブキ)の花」~石川一雄・短歌に託して~で岩崎正芳さんの演じる石川一雄に会ってきたばかりだった。
何年振りだろう。「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」を見るのは。
一雄が走り、笑い、マイクを握っていた。徳島の海で泳ぎ、山に登っていた。獄友の菅家さん、桜井さんたちと歌っていた。両親を思い涙していた。
最初、スクリーンに一雄が出てきて走っているシーンから涙が止まらなかったが、いつのまにか映像の中の一雄を食い入るように見つめていた。生きて、闘い続けている一雄がいた。
2024年12月31日、徳島で41度の高熱にうなされながら、救急車の中で一雄が「写真を撮っておいてくれ」と言った。
2025年3月7日、痛みに耐えながら病院に行った。緊急入院が決まり、ベッドで移送されながらも病院のエレベーターの中で「写真を撮っておいて」
と言った一雄。
私はコスモスの花が好きで、毎年コスモスの花が咲くころは撮影に行った。毎年、ホームページにアップして、一雄に見せていた。今年は行く気になれなかった。が、
2025年11月10日、コスモスの花を見に行った。一雄 コスモスの花がいっぱい咲いていたよ。

東京のSYOUKOさんから頂いたツワブキに小さいつぼみがついているよ。
11月10日、滋賀・平安教会のTご夫妻からステキな花が届いた。「11月11日は月命日ですね」と。
心の中の怒りや悲しみは見せず、いつも穏やかで、笑顔を絶やさなかったね。その強さは、やはり獄中で苦しんで培ったものだと思うと、切ないよ。
一雄 あなたに出会えて、本当に幸せだった。
ありがとう。一雄。