高裁前アピール行動  2017年9月14日

 やっと秋らしくなった日差しの中でのアピール行動。
今回も各地から多くの人が来て下さった。大阪、群馬、栃木、千葉、東京、神奈川、埼玉、障がい者解放運動を闘う仲間、ハンセン病回復者として、先頭に立って闘う神奈川の石山さんご夫妻、カトリックのSさん、日本キリスト教団東所沢教会、神奈川教区のIさんも。東京清掃労組・人権交流会の皆さん、足利事件の冤罪被害者菅家利和さん、山梨のTさんと友人のMさん、フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさん、東京のHさん、仕事に行くまでの9時半まで高裁前に来て、毎回おいしい手作りのケーキを持って来て下さるHARUMIちゃん、「忙しいのに無理しなくていいから」と言うと、「全然無理してない、ここに来たいからきている。来週はもう少し長い時間いられる」とニコニコしながら話して下さる。狭山「みえない手錠をはずすまで」の映画を観て来て下さるようになってもう2年位になる。

 毎回来て下さる人、来られるときに来て下さる人、「狭山を支援する勝手連」の人たちは、回を追うごとに増え、新しい出会いも頂く。
大阪のAさんとは30年位前に出会わせて頂いている。子どもさんとも小さい時から出逢っているが、うれしいニュースも聴かせて頂いた。高裁前の闘いの場が新しい出会いの場であり、旧交を温め、近況報告をする場にもなっている。また反原発、日の君裁判、さまざまな労働争議等、平和や、人権、命、人間の尊厳を守って闘う人たちとの出会い、連帯の場でもある。
  千葉住民の会のRさん「石川さんが不当逮捕され、狭山事件の犯人とされ、自由を奪われて54年。月にすると、644カ月、日数にすると19817日、時間で数えると475600時間あまりになります。無実の人を国家が権力で法を侵し自由を奪う冤罪は許されません。公正で公平な裁判を求めます」とアピール。
 菅家さんの国家権力、司法権力への怒りのアピールはとどまらない。多くの人がマイクを握る。群馬県のKさんの初めてのマイクアピール。石山絹子さんの小さな体からほとばしる冤罪や、差別に対する怒りのアピール。東所沢教会・Oさんの「石川一雄さんの冤罪を晴らす為に闘い続けられ、1月に病に倒れられた丹波さんと共に」とのアピール。埼玉の明子さん、署名版をもって「狭山事件の再審開始を求める署名をお願いします」と訴え続ける。「40筆の署名を頂いたよ」と話され、驚く。彼女の熱い想いに多くの人が足を止め署名に応じて下さる。

   
   
「私は無実です」 Tシャツで裁判所に入る  石山さんご夫妻と

 アピール行動を終え、鎌田慧さん(狭山事件の再審を求める市民の会・事務局長)、本部のSさんと一緒に、7月に亡くなられた「狭山事件の再審を求める市民の会」代表をされていた庭山秀雄さんの家に寄せて頂き、仏前、墓前に花を手向けさせて頂いた。庭山さんのお宅は狭山市にあり、狭山現地事務所から車で15分くらいの所にある。生前にはよくお邪魔させて頂いた。
お亡くなりになる4日前にお見舞いに行ったとき、石川が「先生石川です。早くお元気になって下さい。私も頑張ります」と話しかけると「石川さん」と呼びかけにお応え頂いたが、それが先生の最後のお言葉だったと伺った。狭山闘争の先頭に立ち、闘いを牽引して下さった。

 墓地は、生前の先生のご活躍を忍ばせるように、一面に曼珠沙華の花に囲まれていた。
元気な間に朗報をお届けすることは出来なかったけれど、闘い続けていればきっと真実は明らかになる。
真実は決して色褪せない。
その想いを胸に、手を合わせた。