1031メッセージ

 今年こそ、絶対的に再審が実現するとの思いを新年メッセージに込め、全国の支援者皆さん方に最大限のご協力をお願いした次第でしたが、私の見通しの甘さよりも楽観視していた向きもあったと支援者皆さんにお叱りを受けるかもしれませんが、気持ちが整理できないまま、兎に角今日も寺尾の不当判決43カ年糾弾集会に県下各地よりご参加頂けたものと、陳謝と感謝の意をお伝えできたらとペンを持ちました。
 各位もご承知の様に先般34回目の三者協議において、3点の証拠開示があったものの、弁護団が開示を求めているものに対し、検察は言及せず、現時点では先行きが不透明ながらも、下山、川窪鑑定などから万年筆は偽物と出た以上、検察がどう足掻(あが)こうとも、また、どのような反証を出してこようとも、裁判所も最終的には弁護側が出した鑑定結果を認めざるを得ないのではないかと思います。
 弁護団や、支援者皆さん方の「証拠開示を」の粘り強い闘いの結果、少しずつではあるものの、検察も証拠開示に応じざるを得なかったのですが、一方において相変わらず、「証拠開示の必要性がない」などと突っぱねて拒否しているのも事実です。こうした検察の不正義な姿勢は到底容認できるものではありません。ただ残念なのは私の無実を示す証拠は沢山存在するにも関わらず、これまで事実調べがまったくおこなわれていないことです。しかし、現在の第3次再審では、下山鑑定や筆跡鑑定など多くの新証拠が出されており、必ず鑑定人尋問がおこなわれるものと確信しています。
 今後も弁護団は徹底的に証拠開示と事実調べを強く求めて参る方針であり、皆さんから頂いた「公平、公正」な裁判を求める署名や要請ハガキなどが水泡に帰することのないよう、私自身も不撓不屈の精神で今後も全力で闘って参る所存です。
 「今年こそ」との決意で望んだ第3次再審闘争も来年に持ち越されてしまった事は残念であり、支援し続けて下さった支援者皆さん方に誠に申し訳なく思っておりますが、何卒ご理解の上、もう一肌脱いで頂き、お力を貸して下さいますよう心からお願い申し上げます。

2017年10月
寺尾不当判決43カ年糾弾・狭山再審要求集会ご参加ご一同様                 

     石川 一雄