近 況 「新しい風が命を吹き込み狭山の大きな力に」

獄友 3月24日よりポレポレ東中野でロードショー公開される

 3月24日ポレポレ東中野にて

3月24日、ポレポレ東中野で、獄友の映画館上映が始まった。
土曜日、狭山市駅から西武新宿線に乗り、高田馬場から山手線に乗り換え、新宿駅まで、それから総武線で東中野駅に。どの電車もいっぱいの人、人、人、だった。お天気もいいし、お花見に行く人も多いんだろうな~と思いながら、「獄友」の映画館上映初日、一杯入ってくれたらいいな~と願う。

 1回目の上映は12時30分、2回目は15時10分から。初日挨拶もあり、12時頃映画館に着くと、早や上映を待ってくれている人がいっぱい。うれしいね。
1回目は補助席をだし、立ち見も出る程の盛況。2回目は6割くらいの入場?
1回目は神奈川の石山さんご夫妻を始め、多くの人が来て下さった。2回目の入場の人の中に「佐高信さん」(評論家)に遭遇!
 獄友、足利事件の菅家利和さん、布川事件の桜井昌司さん、狭山事件の石川一雄が舞台挨拶をした。
残念なのは布川事件の杉山卓男さんが2015年10月に亡くなられたことだ。まだまだしたいこともいっぱいあったと思う。自由奔放に生きた彼が、冤罪による獄中生活によって自由を奪われ、命を奪われたのだろう。優しい人だった。冤罪が晴れない石川の事を自分の事のように胸を痛めてくれた。袴田巌さんを含めてそれそれ5人、個性的な人ばかりだ。 

 
 獄友手ぬぐい

 冤罪3部作 「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」「袴田巌 夢の間の世の中」「獄友」みんないいけど、その中でも今回のが一番いいように思う。
またこれから各地で上映が始まる。沢山の人に観て頂きたい。
「獄友」のパンフレット(800円)も出来上がった。ぜひ読んで頂きたい。

 25日、ホームページを作っている時、埼玉・加須のAさんからトマトが届いた。「55年という長い長い闘いを強いられていますが、沢山の方たちがそれぞれの『狭山』を自分の中に持っていて、さまざまな方法で石川さんの無実を訴え続けています。金監督もMIKAさんも偶然のきっかけ、出会いが今の二人を生みました。狭山の闘いには無くてはならない存在になりました。新しい風が再び命を吹き込み狭山の大きな力となっています。加須の上映会(5月26日)私たちも彼達に学び頑張ります(一部抜粋)」と書かれていた。Aさんは高裁前アピール行動に必ず来て下さり、いつもそっと私たちを見守って下さっている。狭山の闘いは多くの人に支えられている。