部落解放同盟埼玉県連 第66回定期大会

 2018年4月14日、東松山市総合会館で、第66回埼玉県連大会が開かれた。
埼玉県連片岡明幸委員長から「①2016年12月に公布、施行された『部落差別解消推進法』の具体化②狭山闘争の事実調べを実現し、狭山事件の再審開始を勝ちとる③『全国部落調査』復刻版出版差し止め裁判を支援し、部落差別を助長、拡散する鳥取ループ徹底糾弾の3大闘争を中心に闘いを進める」との挨拶があり、特に狭山闘争については「大きく動いている狭山闘争に最大限の支援を」と訴えられた。

   
埼玉県連 片岡委員長  石川一雄さんを支援する会埼玉連絡会秦会長 

来賓あいさつで、希望の党、立憲民主党、社民党、連合、「石川一雄さんを支援する会さいたま連絡会」、「北さいたま地区狭山事件を支援する会」が狭山事件に言及。佐藤連合埼玉県連事務局長から「毎年連合として現調を続けている。私が生まれたのは1963年1月で現在55歳だが、石川さんの冤罪を晴らす55年間の闘いを想像しようとしても出来ない。石川さんと、石川さんを支援し続けて来た皆さんの闘いがあって、狭山を動かせてきた。狭山現地も大きく変わったが、変わらないのは真実、連合としてもしっかりと狭山闘争を取り組む」 社民党、埼玉県連代表の武井誠さんは「入間地区狭山事件を考える住民の会」の事務局長としてもがんばって下さり、また、高裁前アピール行動にも参加されている。「社民党は解放同盟と同じく、人権を大切にする社会をつくることを理念としている。社民党はもちろん、私自身も40年狭山支援を続けて来た。石川さんの一日も早い再審開始、無罪判決を勝ちとろう」とあいさつされた。

   
石川の訴え  社民党埼玉県連代表武井誠さん 

石川は「いよいよ闘いも最終段階。皆さん方にはまだまだご迷惑をおかけすると思うが更なるご支援を」と訴えた。その後運動方針等提案、承認された。