2018年4月20日、「ポレポレ東中野」に映画「獄友」を観に行った。今回で5度目になる。映画の後に講談師「神田香織さん」と金監督のトークもあり、神田香織さんのトークも楽しみだった。映画は何度見ても新しい感動がある。今回は金監督のナレーターが胸を打った。
また、袴田秀子さんが「巌が食べたいときに何でも食べ、したいことをしたいようにさせている。48年間何もできなかったんだから、ここに巌がいるだけでええ」と話されているところには、いつも込み上げるものがある。
石川は冤罪を晴らすこと、そのために元気で長生きをすると心に秘めて戦いを続けている。糖尿病なので、厳しすぎるほどの食事療法、運動療法を続けている。
32年間、獄での生活の中で、欲しいものを欲しい時に食べられず、がんじがらめに監視され、自由に動けなかった時間を考えると、もっと自由に生き、食べたい物を食べてほしいと思う。しかし、それをすれば命を縮めるだろうし、私の言う事など聞きそうにもない。自分が決めたらテコでも動かない。獄友は5月18日まで上映される。午前10時から開演なので少し早いが、ぜひ多くの人に観て頂きたい。この日の観客は少なく、30人足らずだった。上映後千葉の住民の会のKさんが狭山署名のお願いをして下さっていた。15筆の署名を頂いた。感謝！
この日、石川は病院に。
4月19日、アピール行動から帰ると大阪のBさんから素敵な花束が届いた。大阪で「獄友」を観て下さったそうで、その中で病床にある石川の両親のシーンを見て胸が熱くなったという。両親にと送って下さった花束。明るい色調の花束は家を明るくする。ありがとうBさん