第37次高裁前アピール行動  2018年9月5日

 
 台風一過、第37次高裁前アピール行動は、多くの人の狭山勝利の熱い思いを持ち寄った。
37次アピール行動は、日程がなかなか取れなかったことや、酷暑、そして、石川の健康等々、考慮され、1回のみの行動となった。きっと多くの人が来て下さるだろうと思ってはいたが、こんなに多くの方が来て下さるとは思わなかった。11時50分から13時までの行動だが、11時30分に高裁前に着くと早や、30人ほどの人が来て下さっていた。だんだんに高裁前を覆い尽くす程の人が。フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさんが「すごいね。皆の思いが爆発だね。裁判官に見てもらいたいね。100人は来て下さっているね」と・・・・・

   

 9月2日に、徳島の弟の家で一本あるスダチの木にいっぱいスダチが生っていたとダンボール箱一杯のスダチが届いていた。9月3日には姉からスダチが届いた。9月3日の弁護団会議と、高裁前アピール行動にスダチを持っていった。狭山の闘いを多くの人が支え、共に闘って下さっていることを知っている姉、弟が「皆さんに」と送ってくれたのだ。

 
石山さん、石川、菅家さん  秦さんと 

 東京、埼玉、千葉、山梨、長野、神奈川、栃木、兵庫、宗教者、東京清掃労組OB、足利事件の菅家利和さん、ハンセン病回復者で、先頭に立って差別と闘っている石山春平さん。お連れ合いの絹子さんからは「今日は行くつもりだったが、歯の調子が悪くて行けなくて残念。12時からのアピールは自宅から応援している。喜びの道が早く開きますように」とのお手紙を頂いた。今も病床にある日本キリスト教団の丹波さんの所属されている東所沢教会の皆さんから「今も病床にある丹波二三夫さんとともに」と、早くから来て頂き、ビラ配布されていた。皆さんの思いが痛い程伝わる。
 今回は、一回限りのアピール行動、多くの人にマイクを握って頂いた。埼玉の住民の会・連絡協議会会長をされている秦哲美さんは85歳、必ずアピール行動に来て下さるが、最近マイクを持たれることはなかったので、今回は「ぜひ」とマイクをお願いした。秦さんの闘いは、私たちの指針だ。

 兵庫から来て下さった「狭山再審を求める市民の会・こうべ」のTさんから「釜ヶ崎 夏祭り」の時頂いた署名、そして「市民の会・こうべ」で毎月23日を基準にJR神戸駅頭で狭山座り込みを続けて下さっているが、その時に頂いた署名、合わせて351筆のずっしりと重い署名を頂いた。
 通りかかった人から1000円のカンパも。石川は裁判長に声を振り絞り、「鑑定人尋問、事実調べをして頂きたい」と訴えた。
三者協議まであとわずか。このパワー、 この思い、この戦い、この願い この祈りを・・・・・・・

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