石川一雄 「再審」への道   語り唄    

       

 9月下旬、大阪のBinさんからCD(5分)が送られてきた。詩画を描いて下った佐々木かよさんの作詞に歌と作曲をしてくださった方、二人の作品だ。
しかし、パソコンの不具合でまだ聞けていない。現在Windos7を10年近く使っているが、2020年1月14日にサポートが終了するという。Windos10に早く変えればいいのだが、10はなかなか難しいらしく、踏み切れないでいる。バックアップをとってまさかの時に備えなければ。

  http://www.sayama-jiken.com/ki/ki850/ki850.html   
   http://www.sayama-jiken.com/ki/ki851/ki851.html

CDは聞けていないが、すてきな語り唄の詩を紹介したい。

この声が 聞こえるか     

① 自白を強要し 証拠をねつ造する 警察の筋書きで 犯人に仕立て上げ 
  いったん起訴すれば 検察の思いどうり 司法の判決は 有罪へとつき進む
  どの証拠を採用するかは 検察の 裁量 しだい 
  請求すれど 証拠開示に 背を向ける 
  これが この国の 司法の現実だ

② 狭山事件で 殺人犯にされ 無期懲役の 実刑判決に 
  32年の服役を経て 仮釈放されるも 無実を訴えてきた
  「無罪」を証明するには 再審への 道しかない
  弁護団が総力をあげた 再審請求 
  一度ならず 二度までも 棄却した

③ 無実につながる 鑑定結果を 司法の力で 闇に 葬ったのだ
  何度 再審の 道を閉ざされようと あきらめることなく 再審へと ひた走る
  証拠非開示の圧力が どれだけ 強くなろーと 
  新証拠を掘り起こして 三度目の請求 
  弁護団 一同 これに かけてきた

④ すでに八人目の 担当裁判官 ここが重要な 大きな山場となる
   棄却ありきは もう許されない 先送りの 時間伸ばしも許さない
   長い 獄中生活で 石川一雄は 満身創痍
   再審の道を開くために 声のかぎり 
   叫び続けよう 心 ひとつにして

⑤ 国や司法の 威信を守るため 真実から 目を背け 冤罪をうんできた
  この国の 裁判は いったい誰の ためにあるのか
  三権分立を うたう 日本国 憲法 司法の現実を 憂い 泣いている
  真実に 目を向ける この声が 聞こえるか