石川さんを励ます会  2018年10月14日

 2018年10月14日、日本キリスト教団 堀切教会で「石川さんを励ます会」が今年も開かれた。今年は行くのが非常に辛かった。私たちが母と慕っていた節恵さんが今年1月に、お連れ合いの守さんが8月にお亡くなりになった。彼女との出会いは、教会で狭山署名にとりくんで下さったことからだった。狭山事件はよく知らないと「狭山事件を考える東葛住民の会」の学習会に来て下さったのが15年位前。それからさまざまに支援をして頂いた。彼女の言葉は「一雄さんもう少し食べないとだめよ」「寒いから風邪ひかないようにね」であり、また「一日も早く冤罪が晴れるよう祈りを続けている」とのお便りと共に、たくさんの署名や、手作りのパッチワークのリュック、手袋、ソックス等が届いた。彼女の無償の愛にただ甘えていた。それまでも堀切教会で「部落解放祈りの日」に、狭山学習会を開いて下さっていたが、2016年、石川は目が、私は耳の具合が悪くなったことを心配して下さった節恵さんが、一雄さん、早智子さんを励まそう、と女性部の皆さんに呼びかけて「励ます会」が実現した。

 教会にかよさんの詩画が

 彼女のいない初めての会だったが、皆さんの温かさが心にしみた。彼女の遺志、志をつなごうとの思いがいっぱいだった。うれしかったのは、石川さんに会いたいと息子さん、娘さんが来て下さったことだ。東葛住民の会のKさん、フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさんも。Kさんは住民の会で毎月第2土曜日に松戸駅で情宣活動をされた時に頂いた署名40筆を。MIKAさんからは 「原爆の図 丸木美術館」から送って頂いた255筆の署名を。
 大切な多くの人が狭山の佳き日を共に迎えることなく旅立たれた。今も病床にいるひとも。
帰りはいつものように、狭山まで車で送って下さった真鍋さん。帰り際、短歌を詠んでそっと手渡して下さった方が。

    晴れやかに 解き放たれる 日をのぞむ 母と呼ばれし 人の思い共に   幸子 


                 

新温泉町同対審共闘会議から現調  

 2018年10月13日、新温泉町同対審共闘会議から現調に来て下さった。
狭山からとても遠いが、2年に一度は現調に来て下さっている。 ありがとうございました。