近況 2019年の賀状

 
狭山第3次再審闘争も13年目となり、いよいよ大詰めを迎えている事は周知の通りで、弁護団も最終意見書を提出し、鑑定人尋問等を厳しく迫る方針との由から、私たちも緊張感を持って闘っています。支援者皆様方にも最大限のご協力を賜りたく心からお願い申し上げます。

                  石川 一雄 早智子

 2019年の幕開け、今年は狭山闘争にとって大きな前進がある年です。
頂いた年賀状にもその期待を感じます。
部落解放同盟中間市協議会 解放子ども会、太宰府市南解放子ども会の皆さんから今年もたくさんの年賀状を頂きました。一番うれしいことでした。
「2019 狭山再審開始の年に!! SAYAMA 最新科学が無実を証明 なくすべきは、戦争と差別 守るべきは平和と人権」部落解放同盟京都府連の年賀状。
「今年こそ 無実を無罪に」青森のIさん、80歳の傘寿を祝ってくださったのは、大阪Kさん、東京Sさん、福岡Fさん。
埼玉住民の会・連絡会議 秦さんは今年90歳、「狭山事件の犯人とされ55年以上無実を訴え続けている石川一雄さんの冤罪を晴らす、いよいよ勝負の年です。」秦さんは私たちの指針です。「元気に頑張っているお二人の様子にうれしく思います。私も1月7日で95歳です。まだまだ頑張れそうです」イチさんは私たちの埼玉のお母さんです。東京のSさん、石川と同じ今年80歳「石川さんが確実に勝利判決を勝ち取るその日まで、なんとしても元気でいます」とのおたより。
 以前私と同じ職場にいた同じ年のKさん「6回り目の年女になりますね。よい年になりますように」 東京の加代子さん「再審開始を決定する裁判官に勇気が必要なんて国は恐ろしいですね。裁判官は法に基づき再審を行えばよいのですが、これだけの新証拠があっても判断すらできない司法には憤りと絶望ですが、怒りをもってずーっと言い続けていきます。キング牧師のことばが心に残ります『究極の悲劇は 弾圧や残虐ではなく 善き人の沈黙である』くれぐれもご自愛ください。お二人がお元気でこそ!」 「沖縄辺野古への土砂投入、これは沖縄県民の心に、沖縄に心寄せる人たちの心に土砂を盛り込んだことにほかなりません。地方自治を無視し、民主主義を壊しました。このことを忘れてはなりません。福島原発事態も何一つ解決されていません。人の命を踏み付けにするような政治を終わらせ、普通の人々が主人公の社会を、協同できる仕組みを作り出す年にしたいものです」埼玉Aさん。
 数首の短歌が書かれた賀状から「再審の 開始あるまで 墓参せず 涙こらえて 語る石川 (10月25日 獄友の一シーン)大阪のTさん

三次で最後の決意のもと、ひたすら闘いぬきます。
2019年もご支援のほど心よりお願い申し上げます。