近 況 大空に羽ばたく日
2019年3月18日、湖東記念病院.事件で、最高裁が、検察の特別抗告を棄却し、再審開始が確定、犯人とされた西山さんの無罪が確実になった。本当によかった。19日のニュースで西山さんが「再審請求審をやめたいと、何度も思ったが、両親や、弁護士、支援者に励まされ、戦い続けることができた。最後まで頑張って冤罪を晴らしたい」と話していた。事件発生から16年、獄中12年。再審請求審における検察官の上訴が、いたずらに裁判を長引かせ、冤罪を訴える人を苦しめている。検察官はいくら裁判が長引いても、腹は痛まない。税金はじゃぶじゃぶ使い放題。冤罪を訴えるものは、時間も金も限られている。そのうえ、犯人のレッテルを貼られ、本人のみでなく、家族までも苦境に立たされる。
狭山の闘いにとっても、再審における証拠開示手続きの明記や、検察官上訴の禁止など再審法を変えていくことも重要な課題だ。
3月18日、福岡県、古賀・新宮地区協議会から大きな荷物が届いた。千羽鶴や、明子さんが雨傘をリサイクルして作ってくれた帽子や、さっちゃん人形が入っていた。これまで何十回送ってくださったことだろう。さっそく千羽鶴は現地事務所に。鶴が大空に羽ばたく日は近いと思えた。
3月17日、東京の陽子さんから、ぷっくりとしたニンニクや、ジャガイモ、ニンジンが届いた。青森の実家から送ってくださったものをいつもお裾分けして送ってくださる。
3月14日、大阪の金さんから息子さんが作った素敵なコップとショットグラスが。
加須のKさんからトマト、石川の好物のフキみそが。「一雄さんがおいしいと言ってくれることが私の喜びです」との言葉を添えて。
みんなやさしいな~。あったかいな~
3月14日、狭山現地事務所の桜の花が満開だ。
3月5日のココ |
2月25日、私たちの生活に大きな変化が・・・・・
以前モモ・パピという名の愛犬がいた。18年と19年生き、亡くなって3年になる。もう飼わないと決めていた。私たちの年齢を考えると、責任をもって最後まで面倒が見られないからだ。
3年が過ぎ、やっと愛犬がいない生活が普通になっていたが、ペットショップを通りかかると、「連れて行って」と訴える目に出会ってしまった。石川からの私の誕生日(2月16日)のプレゼントにワンちゃんを買うことにした。「ココ」と名付けた。
3月20日のココ |
最近まで私は、「いつどうなっても後悔のないように、今を一生懸命に生きよう」と思っていたが、ココが来て心境の変化があった。
「できるだけ元気で長生きをしないと」と。「ココちゃんの後のことは心配しないで」と言ってくれた言葉に、無責任に「ありがとう」と言って家に来た「ココ」。
元気で甘えん坊で、毎日が忙しくなったが、私たちが元気になった。