39次 高裁前アピール行動 2019年4月4日

 

 昨年12月20日の高裁前アピール行動から4か月。4月とは思えないような寒い日が続いていたが、満を持したかのように多くの人が高裁前に結集。
司法の中枢にある東京高裁前、司法権力との最前線の闘いのなかにあって、各地からそれぞれの思いと願い、”差別裁判許すまじ”の湧き上がる怒りのエネルギーに56年目の狭山闘争の底力を実感。
遠く大阪、福岡から、そして、神奈川、千葉、埼玉、東京、東京清掃労組OBOG 足利事件の菅家利和さん、ハンセン病回復者で先頭に立って戦っている石山春平さんとお連れ合いの絹子さん、カトリック、日本基督教団、曹洞宗、住民の会、埼玉や東京の共闘の皆さん、「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさん、そして「獄友」の映画を見て、きて下さった方たち、70人位来てくださっただろうか?ほとんどの人が、動員でなく、時間もお金も使って自分の意志で裁判所前に来てくださった人たち。

石川はピンと張りつめた緊張感と、今次で最後にとの強い思いで、事実調べを強く訴えた。そして、2002年(頃)に詠んだ歌「社会に出(い)で8年有余の冷たき司法 俯仰天地に愧じない吾に」を詠み、「これほど科学的な多くの新証拠が出された今、事実調べは行われるはず」との思いを訴えた。
 この日「県南 石川一雄さんを支援する会」から45筆の署名を頂いた。
木枯らしの吹きすさぶ日、炎天下の日、雪の日も雨の日も続けられたアピール行動。苦しいはずの闘いの日々に希望も感動も共についてくる。 

   
   
毎回来てくださる宗教者の皆さん