高裁前アピール行動 2019年4月11日

 前日の10日、関東は季節外れの大雪で、狭山も朝から雪が舞った。
11日の天気を心配していたが、強風はあるものの、雪も雨も降らず、アピール行動ができた。
この日は2月17日、大阪で開かれた「第3回 狭山事件の再審を実現しようin関西」で集められた参加者からの裁判所あてのメッセージを出そうということで、裁判所に要請行動があった。

 11時50分多くの人の参加の中、アピール行動が続けられた。
新潟、長野、栃木、山梨、神奈川、愛知、千葉、東京、埼玉、兵庫、福岡、曹洞宗、キリスト教、清掃人権交流会、「狭山事件の再審を実現しよう」の仲間のみなさん、「狭山勝手連」、足利事件の菅家さん、布川事件の桜井さん、石山さんご夫妻、個人参加の人たち・・・・高裁前を包囲する狭山支援の人たちに、石川も大きな力を頂いた。
4月4日に福岡から来てくださったOさん、今回も続けて福岡から来てくださった。また、以前にも来て下った福岡のOさん、遠く福岡からお二人がきて下さり、驚いた。
愛知のMさん、そして、山梨のTさんは、体調を崩されている中を、狭山には無理をして来てくださる。

   

神奈川から手作りのケーキをいっぱい持って、毎回来てくださる晴美ちゃん、今回も重いほどたくさんのケーキを頂いた。「近く島根に引っ越します」と話され、びっくり、ショックでしたが、「でも、来られる時を作って必ずまた来ます」と・・・・・・うれしく思いましたが、決して無理をしないでほしい。

日本キリスト教団・東所沢教会の人たちも今病床にある丹波さんの思いと志と共に毎回2~3人の方がきて下さいます。丹波さんはいつも熱くマイクを持ちアピールしてくださった。「石川さんは本人が意図しなくても、多くの人に希望も力も与えた。石川さんの生き方を尊敬しています」と話してくださった丹波さん。2013年、と2016年、同宗連で、「石川夫妻の幸せを願う宗教者のつどい」の開催のために力を尽くしてくださいました。アピール行動の日、狭山集会の日にはいつも丹波さんの姿がありました。

   
2015年10月1日の高裁アピールの日の丹波さん  2015年5月21日狭山市民集会の日に 

日の丸・君が代裁判を戦われているKさんからは、「あきらめないせんべい」と手作りの「縁な味噌」、清掃人権交流会のGさんからは手作りピクルスを、兵庫県から駆けつけてくださった「狭山事件を考える神戸市民の会」のTさんから「狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西」の時、等で頂いた署名77筆を頂きました。

   

 厳しい戦いのさなかにあって、人の温かさが身に沁みます。強風のため、「鴨居」も横断幕等も出すことができませんでしたが、心ひとつに「証人尋問・鑑定人尋問を行え」と訴えました。東京高裁第4刑事部の構成も2019年4月に3人が変わったようです。後藤裁判長(2017年12月)は変わっていませんが、5人の構成になっています。いずれにしてもただ精いっぱい戦うのみです。
まもなく39回目の三者協議、そして別件逮捕された日から、56年目の5月23日の集会も日比谷野外音楽堂で開かれます。勝利の日を信じて、勝利の日まで