近 況

 6月28日、関東に台風3号接近のニュース

 6月27日、新聞には、鹿児島の大崎事件で最高裁の再審取り消しのニュースが。地裁と高裁で再審開始決定が出されていた。それに対して最高裁は「『鑑定を無罪を言い渡すべき明らかな証拠』とした高裁、地裁の決定を取り消さなければ著しく正義に反する」と結論づけた。地裁、高裁で再審開始決定が出たということは、有罪判決が間違っている、有罪判決に疑わしい所があるのでもう一度裁判をやり直せ、ということなのだ。これが最高裁なのか。再審開始決定は無罪ということではない。再審制度は無辜の救済であるはず。もう一度調べなおすことがなぜできないのか。白鳥決定の「疑わしきは被告人の利益に」との刑事裁判の鉄則は踏みにじられた。それでも、それでも、真実を明らかにし、えん罪を晴らすためには裁判で闘うしかない。司法を変える闘いと共に  あぁ~

 部落解放同盟埼玉県連・狭山支部の「第46回定期総会」6月27日

 石川六造狭山支部・支部長のあいさつの後、石川は「支部結成10年前から冤罪に陥れられ、戦い続けてきた。無知、だまされたとはいえ、嘘の『自白』をしたので泣き言は言わず耐えてきた。仮出獄で社会に出て25年、今は元気でいる。健康を維持することは支援してくださっている皆さんにこれ以上のご心配をかけないため。しかし、明日はどうなるかわからない。寺尾判決の時は周りも自分自身も無罪判決がでると思っていた。1974年10月31日、刑務官も、裁判所からそのまま集会に駆けつけられるようにと、革靴と時計を持たせてくれた。(裁判所に行く時は「ぞうり」を履いている) まさかの無期懲役判決。あれから45年、何としても、この3次再審で勝利して終結したい。命を懸けて戦う」と挨拶した。

   

足利事件の菅家利和さんも駆けつけ「石川さんの冤罪が晴れるまで一緒に戦い続ける」と連帯の挨拶を頂いた。

   

 新潟の野田尚道さん(曹洞宗)からお手紙と署名16筆を送って頂いた。

 ヒョウにより車庫の屋根に大きな穴が開き、雨漏りしていたが、25日、26日と2日がかりで石川が屋根を新しくした。危ないので修理を止めたが聞かなかった。修理が終わるまで心配だったが、何とか完成。ほっとする。