近 況

 大型で非常に強い台風19号が12日に紀伊半島から関東地方にかけて上陸するというニュース。先月台風15号が千葉県に大きな被害をもたらし、今もなお被害が回復されていない中での19号の襲来にどんなにか不安な気持ちで過ごされているのかと思うと胸が苦しくなります。

 10月13日、葛飾にある日本キリスト教団・堀切教会で「狭山を語る会」が開かれる予定でしたが、台風接近中ということで延期となりました。

 また、同日、埼玉県連女性部・解放共闘・石川一雄さんを支援する会埼玉連絡会の合同で「狭山現調・交流会」の予定でした。台風の中の現調を心配していましたが、昨日(10日)中止の連絡があり、ホッとしました。

 10月8日、青森のIさんから大きな荷物が届きました。実は私が2週間前から風邪をひき、その上蕁麻疹が1週間も治らないことをずっと心配してくれて体によい塩や、レトルトカレー、とろろこんぶ、めんつゆ、鯖缶、ハンドクリーム等々、まるで玉手箱のようにいろんなものが詰まっている宅急便。お手紙には「心配で心配でたまりません」と書かれていました。風邪も蕁麻疹も、ほとんどなおりつつあったのですが、できるだけ簡単に食事等の用意ができるようにとの彼女の思いがいっぱい詰まっていました。Iさんはこの不出来の私の事を姉のように思ってくれています。

 10月8日、保護司さんとの面談日でした。
 
 10月9日、高知県の横浜解放子ども会からたくさんのお手紙を頂きました。7月27日に現調に来て下さっていました。とても暑い一日だったように思いますが、元気に現調をされ、たくさんの質問も頂いたことを思い出します。
 愛知県にある 臨済宗 金嶺寺の石井康州さんからたくさんの切手(15000円分)を送って頂きました。2018年6月、愛知県の豊橋で狭山集会がありましたが、そこでお会いさせていただきました。その後7月にお手紙を頂きましたが、その時にもたくさんの切手が同封されていました。

 10月9日 神奈川のミサイさん(カトリック教会)から栗を送って下さいました。多分85歳くらいになられると思いますが、お手紙には、「10・31狭山集会に行きます」と書かれていました。

 10月9日、19時から東京・なかの芸能小劇場で神田香織さんの講談独演会がありました。まだ咳が止まらなく、行くのを悩みましたが、なかの小劇場は狭山から1時間余りの所なので、思いきって行きました。さすが神田香織さん、行ってよかった~ 

 10月10日宝塚のTさんから署名245筆が届きました。9月14日宝塚で「見えない手錠をはずすまで」の上映と、再審開始を訴える機会を頂きましたが、その時に頂いた署名でした。

狭山の冤罪を晴らす戦いはさまざまな側面を持っています。部落差別、冤罪、司法の民主化、その中でも石川は教育への強い思いを抱き続けて生きてきたように思います。教育を十分に受けられなかった自身の生い立ちが、人と出会い、人の善意、正義感に助けられ、支えられ、その人たちと共に生きてきた彼の闘いの歴史があります。
その彼の思い、闘いを今も多くの人たちが支えてくれています。

狭山現地事務所には今柿が実っています。