近 況  人権とは理論でなく、いかに実践・行動していくかだ

 2019年11月7日、弁護団会議があった。この日、石川は、大事な弁護団会議を欠席した。
10月28日、ウオーキング中に転んだり、11月に入って、顔と頭全体に、湿疹のような傷と水疱ができていたのが、4日頃からひどくなり、2~3日寝込んでいた。6日は主治医(糖尿病)がお休みだったので、7日、病院に行くことにしたので、弁護団会議をやむなく欠席したのだ。
弁護団会議は、緊迫した活発な会議だった。検察が、10月中に出すと言っていた福江第2鑑定に対する反証もだされ、それに対する福江先生の反証意見書も準備中とのことであった。下山第2鑑定について、いつ頃反証できるのか、等追求し、弁護側としての準備を進めていくとのこと。後何点かの新証拠も提出し、12月に予定されている41回目の三者協議に臨むとのことだった。
弁護側が提出した下山鑑定については、反論、反証もできないし、これまでに弁護側が提出した新証拠で、寺尾確定判決はことごとく潰している。また検察側が出した鑑定と、弁護側が出した鑑定が、真っ向から対立するなら、裁判官がこれらを調べる事が事実解明と、早期決着に結び付く。これ以上引き延ばすことをしないように、裁判官の英断が待たれる。
 この日、東京、練馬区勤労福祉会館で「ヘイトを許さない街づくり 国立市に学ぶ」と題して国立市議会議員・上村和子さんと、国立市人権・平和のまちづくり審議会委員で、清掃・人権交流会会長をされている押田五郎さんのお話があった。あらゆる差別のない街作りを目指して先頭で戦い続けてきたお二人、日本で初めて「ヘイトスピーチを含む人種及び社会的マイノリティへの差別を禁止する法整備を求める意見書」を国に提出したそうだ。その後、「国立市人権を尊重し多様性を認めあう平和な街づくり基本条例」が2019年4月1日に施行された。この条例を今後どう活かしていくか、との熱い報告と、「人権とは理論や理屈でなく、如何に実践行動していくかだ」と話され、深い感銘を受けた。
 午後10時頃家に帰り、愛犬の散歩。
 7日、青森の伸衣さんから暖かい手袋が届いていた。「これから寒くなるし、高裁前アピール行動は手が冷たいと思うので、この手袋は指がでるので、ビラまきも大丈夫。あったかくして体に気を付けてね」とのお手紙を添えて。
 7日、滋賀のよっちゃん「雨漏りお見舞い」とシャインマスカットが。やさしさに心も手もぬくぬく・・・・・・
 7日大阪のbinさんから「一雄さん大丈夫?調子悪くなって普通やて・・・・体にあわせて・・・・80なんやから。56年やで。寺尾から45年。疲れてるて。湿疹の原因、部屋の雨漏りでカビもあるんかな~無理しないでよ。後藤裁判長に418枚目のはがき」とのメールが来ていた。私が「一雄さんの湿疹がひどくて」とメールしていたので・・・心配させてごめん。
 大阪の大賀喜子さんから「あわじ寺子屋」の皆さんからの寄せ書きが届いた。石川の若い時と、現在の似顔絵を描いてくれていた。似顔絵はどれも満面の笑顔に書かれていてうれしかったな~。
 8日朝、石川に病院の診察結果を聞く。何年も石川の糖尿病の診察をされている主治医なので、いっぱい検査をしてくれていた。検査の結果は大丈夫とのことで一安心したが、2~3か月は注意してくださいとのことだった。
11月8日、保護司さんとの面談。
これまでひたすらに、ひたむきに、えん罪を晴らすために走り続けてきた石川。多くの人に支援を頂き、いっぱいの温かい思いもいただいてきた。だから元気に走り続けてこられた。頑固で弱みを見せるのは絶対にいやな石川。でも体は気持ちについていかないのを自分自身で感じているようだ。