11月12日8時、福岡のかよ子さんから「おはようさん!お二人お元気ですか?今日は満月です。お天気がいいと良いですね!」とのメールが届いた。午後8時「ひさびさに夜空を見上げました。きれいな満月でした。」と彼女にメールをする。「こちらも美しい満月が輝いています!良いことがありますように」との彼女からの返事。何気ない一日の会話の中に、彼女の「元気で、裁判の進展を祈る」との思いが伝わる。
12日、大阪の喜子さんからレターパックが届く。お手紙には「第3版の石川一雄さんへの励ましの寄せ書きを送らせて頂きます。~省略~何故か、子どもたちには、石川さんの苦闘の生きざまが心に響くようです。もし、大阪に来られる時がありましたら、お迎えに行きますので、ぜひ、あわじ寺子屋に来ていただければ、嬉しいです。~省略~これから寒くなりますので、どうかお二人ともお体をくれぐれも大切にして、再審と無罪を勝ち取ってください。」と長いお手紙が添えられていた。今回は小学校6年生のお子さんたちの寄せ書きだった。喜子さんが出されている「あわじ寺子屋だより」には「石川一雄さんへ『励ましの寄せ書き』を3通送りました!24歳の時逮捕され、32年間牢獄で過ごし、80歳の現在、無罪を訴え、再審を求めている石川一雄さん。石川さんのことから、子どもたちは、文字を知り、学習することの大切さと日本の司法の裁判制度について学びました」と書かれていた。全国の子どもさんから、多くの寄せ書き、お手紙を頂く。皆さんからのお手紙、寄せ書きは、私たちの宝物です。
11月11日、東京高裁で、河原井さん、根津さんの、日の丸・君が代不当判決の控訴審で、お二人からの最終意見陳述があり、傍聴に行く。傍聴席は満席で入れない人もいた。根津さん、河原井さんがそれぞれ15分ほどの意見陳述をして、裁判は終わった。次回12月18日結審。年度内(2020年3月)に判決が出されるという。思想・良心・教育の自由を求めて、闘い続ける多くのひとがいる。決してあきらめない人たちがいる。決してそうなっていない裁判所を、三権分立、人権の砦、法の番人にしていくには、わたしたち一人ひとりの闘いが必要だ。
11月11日 都市センターで18時30分から「福島みずほの希望をつなぐパーティー」があった。
狭山弁護団の一人でもある福島瑞穂さん、宇都宮健児弁護士の姿も。講談師の神田香織さんは、挨拶の中で「狭山事件」の話をされた。うれしかった。多くの人に「石川さんはお元気ですか」と声をかけて頂いた。「今年は10.31狭山集会に行かれなかったけれど、昨年の10.31集会には石川さんと一緒の写真を撮らせて頂きました。私の宝物です」とスマホに保存されたツーショット写真を見せてくださった千葉のMさん。福島瑞穂さんも大学生のころから狭山集会に参加されていたそうだ。多くの人に支援され闘われ続けてきた狭山闘争。56年、こんなに長く闘い続けることになるとは・・・・・
石川の無念をまた感じた日だった。