近況  狭山パンフレット500号 と 要請はがき500枚目

  2020年3月14日、今日は寒い。16時頃窓を開けるとはらはらと雪。
1か月前、広島に行ったが、その後、2月24日は「狭山事件の再審を実現しよう 市民のつどいin関西」の集会が、テレビ電話での参加となった他は、すべての集会、学習会、現調等が延期、または中止になった。コロナウイルスが猛威を振るっていることが原因だ。

 3月3日の部落解放同盟全国大会の延期や、3月5日の高裁前アピール行動、3月6日の「浦和地裁死刑判決56か年糾弾!狭山再審闘争勝利!埼玉集会」は中止となった。
石川にとって、1964年3月11日は、浦和地裁で決して許すことのできない、差別死刑判決が出された日。この長い狭山差別裁判糾弾闘争が始まる原点の日としてあった。また3月11日は東日本大震災から9年でもあった。中止という決定は仕方なかったとしても、残念無念の思いが強く、虚脱感にさいなまれた。

気分を吹っ切ろうと、スタットレスタイヤからノーマルタイヤに替えようと思い立ち、たまたま車検証をみると、3月12日までとなっていた。驚いた。まるっきり失念していた。急いでイエローハットに電話した。この日(11日)、車を持っていき、見積もりをしてもらった。12日改めて、車検に持って行った。14日昼過ぎ、車検を終えた。ホッとした。おかげで、うつうつとした気分が忙しさに紛れた。けがの功名? 

 
 2020年3月14日撮影

 3月10日、家の雨漏りとカビのことで、業者が来た。昨年10月から話し合いを持っていたが、今回で3社目の業者だった。管理者が来るとの話だったので、踏み込んだ話ができると思っていたが、そうではなく、怒りがこみ上げた。部落解放同盟中央本部のYさんも立ち会って話し合いを持ったが、「できるだけ早く着工できるように管理者に報告する。工事にかかれば、多分一週間くらいで終わると思う、その間の住む場所等については管理者と話してほしい」また、「実際に雨漏りがしているところを見たい」といったのには驚いた。「次の雨漏りまで待て」というのだ。1回目に見積もりに来た業者は「大掛かりな工事になるので、何か月間か、かかるかもしれない」と話していたので、一週間くらいという話にびっくりした。何はともあれ、雨漏りのため、壁紙がはがれて、カビが見つかって半年、だからカビはもっと以前からあったのだろう。「カビだらけの部屋に石川が寝ていること、連絡をしてから、何度も改善を求めたが、なかなからちがあかなく、半年もそのまま放置していたこと、もう我慢の限界だ」と話したが、「わかります。伝えます」というだけ。すっきりしない話会いに終わったが、翌日Yさんに3月下旬から4月上旬には工事にかかると連絡があったそうだ。

 
 Tシャツコンテストに応募されたTシャツ

細かい話し合いはこれからだが、引っ越しも視野に入れていたので、面倒な引っ越しはしなくて済みそうだ。

 ホームページに雨漏りカビだらけの部屋のことを書いたこともあり、多くの人にご心配をおかけした。石川から「裁判の事でご心配、ご迷惑をおかけしているので、それ以外の事は書かないように」と言われているが・・・・・

 3月9日、この日は浜松の袴田巌さん宅に行く予定だった。金監督がテレビ番組のための撮影を続けている.。仮題は「ひで子と早智子」だそうだ。しかし、体調を心配し、浜松と狭山をテレビ電話でつないだ。巌さんの元気な姿も見られた。4月下旬放送予定。

 この間、多くの人からお手紙やたくさんの品物が届いた。加須のAさんからアニマルグリーンリボンやユズ茶をたくさん送って頂いた。
 狭山パンフレット500号
に私たちの、インタビュー記事が載っており、その中に、青森の集会の事が載っていたので、青森にお送りし、アニマルグリーンリボンも送らせて頂いた。

 新潟の野田尚道さん(曹洞宗)から署名5筆

大阪のbinさんから500枚目の後藤裁判長あてのはがきの写し

福岡のOさんから、2月24日の集会の報告と、菜の花クッキーを。

兵庫のMANAMIさんからは、トマトやみそ等大きな段ボール箱いっぱいの中に、24日の集会で狭山Tシャツコンテストで応募された作品のTシャツを送って頂いた。

     
 菜の花クッキー トマト、みそ、もち麦、帽子、アスパラ等々  アニマルグリーンリボン 
   
 フキみそとゆず茶  現地事務所の桜の花

 出かけることがなくなり、少し時間が空いたので、気になっていたお手紙を書くことができた。

 まもなく42回目の三者協議
今回始めて私たちは狭山で待機することになった

いつもは三者協議の間中、控室で、ただただ祈るような思いでじっと待って41回。

 今回は、進展があると期待している。

 狭山現地事務所の桜の花が咲いた。