2020年3月26日

 このところ朝から晩まで、オリンピックの延期と新型コロナ感染拡大のニュースばかりだ。
新型コロナ感染拡大の問題は命に係わることだし、重大な問題だ。
3月11日、世界保健機構(WHO)がパンデミック(世界的大流行)宣言を出した。マスコミ報道を見る限り、これまで、日本は新型コロナウイルスのPCR検査(遺伝子検査)が諸外国に比べ、非常に少ない。だから感染者数が少ない。7月にオリンピックがあるので、感染者数を増やしたくないので検査をしないのかも?とか憶測していた。
いよいよオリンピック延期が確実視されてきた3月23日、東京都知事から、突然ロックダウン(都市封鎖)の発言が出た。
3月24日、東京五輪(パラリンピックも?)1年程度延期の決定が出された。それから東京都知事はまたもや「ロックダウン」の発言、25日には全世界への渡航自粛要請が出された。
個人的な感想だが、オリンピックを開催するためには命さえも軽んじ、真相を明らかにしない安倍政権や、東京都知事の姿勢がすけてみえる。この人たちは、一言目にはアスリートファーストを言うが、その嘘はテレビ画面からだけでもわかる。
私たちの血税を湯水のように使い、人々の生活や、苦しみを一顧だにしない。これまで頑張ってきたアスリートの皆さんを安倍政権は、権力拡大、私利私欲に利用しているとしか思えない。

マスコミも、国民すべてがオリンピックを待ち望んでいるかのようにあおる。オリンピックは中止したらいいと発言することすらはばかられるような雰囲気だ。

 
 3月17日皆さんから送って頂いた署名1300筆

今、安倍政権下で、特定の検察官の定年延長をし、法律も変えようと、司法への露骨な政治介入をしている。法律違反と言われている黒川弘務東京高検検事長の定年を半年延長をした目的は何か?次期検事総長起用への思惑があると言われている。
モリ、カケ、サクラ、その上に今回「公文書改ざん」をさせられ自死された近畿財務局職員の遺書が公表された。財務局員の、そして家族の無念の思いが胸を打つ。このようなことが絶対あってはならない。
今度こそ、私たちが目を覚まし、声を上げるときだ。
公選法違反の罪で自民党の河井安里参議院議員の秘書が起訴された。すべて忖度のない(あたりまえ)判断がだされるべきだ。

そのような中で、3月25日、東京高裁で、「君が代」不起立処分取り消し訴訟の判決があり処分が取り消された。長い長い闘いの中でも決してあきらめなかった闘いが勝利をもたらした。
司法が生きていると信じたい。

 3月19日、42回目の三者協議
 3月20日、保護司の来訪
19日に手術を終えた滋賀の友人から、メールを頂いた。術後でしんどい時にも狭山を忘れない彼女の思い。

 
 現地事務所で、愛犬ココと。後ろは「狭山事件の再審
を実現しよう市民集会in関西」に応募されたTシャツ

17日、21日は狭山パンフレットの取材があった。
3月23日、新潟県・曹洞宗 東岸寺の野田さんから署名10筆が届いた。3月4日に送ってい頂いたばかりだ。これまでにも、沖縄や、北海道からも送って下さっていた。各地に出かける度に署名用紙を持っていき、署名をお願いしてくださっている。お手紙には「宮古島のIさんから『狭山事件の石川さんの無実を信じて署名した方々です』と認められていました」と書かれていた。社会正義を求め、また、冤罪や、差別を許さないとの野田さんや、Iさん、A牧師さんの思いを裁判所に届けたい。

3月・4月の殆どの集会、現調等が中止、延期になるなかで、500号の狭山パンフレットに続いて、502号で私たちの近況が掲載される。
石川は殆ど外に出ず、家の中で腕立て伏せなどをして体力維持に努めている。

3月25日、私は近くの稲荷山公園に愛犬を連れて行った。桜の季節には、毎年稲荷山公園に行くが、いつもに比べれば人は少ない。
朝夕愛犬の散歩は欠かさないが、久しぶりの外出で愛犬が喜んで、飛び跳ねていた。
サクラは満開だった。

上記歌は3月11日に詠んだものです。

   

   
 3月25日 稲荷山公園で