近 況 2020年4月28日   

 最近特に大阪の知事がニュースに出ている。新型コロナ感染拡大の中で、いち早くさまざまな対策を打ち出している。市民の命を守るために率先してリーダーシップを発揮しているようにみえるが、最近違和感を覚える。休業自粛要請に対して、従わない一部の業者に、名前を公表すると言い、現にしている。4月7日、緊急事態宣言が出された。私権が制限されることになるが、それでも命を守るためには少しの制限はやむを得ないと国民は受け入れたと思う。その結果、大きく取り上げられているのが、休業自粛要請中のパチンコ店の営業と、そこに多くの人が集まることに対する非難だ。自分の命を危険にさらすだけでなく、もしかすると、家族や、多くの人に感染させるかもしれない危険性をはらんでいる。それでもやめられない人たちがいる。テレビでは、ギャンブル依存症かも?と話す人もいる。ギャンブルといえば、今大阪が誘致しようとしているカジノはどうなのだろう。国が率先して誘致を勧め、最大3か所で総合型リゾート(IR)整備推進法を作り、大きなギャンブル場を作ろうとしている。依存症にならない対策として、入場料を取り、入場は週3回まで、28日間で10回までとの制限をつけるとの話まで進んでいるそうだ。今、コロナで自分の命を危険にさらしてまでもパチンコ店に行く人がいる。その現実を目のあたりにするなら、自粛を言うならまず、きちんとした休業補償をする。そして、依存症にならないために、入場制限まで検討しなければならないようなギャンブルの「カジノ」は「止めます」といえばかっこいいし、そこまで覚悟を決めて訴える知事の話はきっと心にしみると思う。

   
現地事務所色づき始めたサクランボ  スダチの花

2020年4月12日、広島で「狭山差別裁判を考える福山市民の会」が発足した。この日、「石川一雄さんは無実だ!3つの疑問、無実の証明」(企画・制作 狭山事件の再審を求める市民の会)のDVDを上映し、第3次再審の現状と題し広島県連・山下副委員長の講演があった、と4月27日、藤本誠二さんからメールを頂いた。久しぶりの市民の会の発足に心が弾んだ。


 4月27日 広島のHさんからお電話を頂いた。今から35年位前、徳島の解放会館で確か「母親大会」の記念講演に来てくださったと思う。彼女の講演におおきな刺激を受けた。長い間お会いしていないが、それからずっと私は彼女のフアンだ。



4月28日、素敵なレターパックが届いた。不思議と同じものをお二人から。
福岡のかよこさんから「狭山手ぬぐい」で作ったマスク、「いつか会いに行きます。一雄さん体調に気をつけて、さっちゃんと共に佳き事を勝ち取りましょう」とのお手紙が。

   
   
 
 かよ子さんからかわいい熊さんのコースターも

 滋賀のよっちゃんからは「雨もり対策工事の成功を祈ってプレゼントです。マスクは大阪の李信恵(リシネ)さんの手作り。さっちゃんにはタイガーで、一雄さんがツルかな?」と書かれていた。「エー逆でしょ」と思いながら、とてもうれしかった。


 雨漏りの再工事は27日から始まった。

今日28日、狭山現地事務所のスダチの木に白い花の蕾を見つけた。

狭山の裁判も、コロナも、色々大変ななかにあっても、身近に、日々育ち、次の準備をしている木々の姿がある。