メッセージ
例年なら日比谷野外音楽堂に於いて、寺尾不当判決糾弾の市民集会が開催されている筈ながら、今年は誰も予想しなかった新型コロナウイルスの出現により、狭山に関係する殆どの集会や、現地調査が中止・延期となってしまい、再審闘争も最大な山場での状況だけに、残念でなりません。
しかしながら、事件発生から57年、寺尾不当判決から46年になる狭山の闘いを止めてはならないという皆様の不退転の熱意が、各地での、集会や、学習会として継続して闘い続けて下さっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。コロナ禍の中で、対策と工夫を凝らした闘いが進められていると思われますが、私、石川一雄のために結集して頂いた皆様方に、非常に心強く思うと同時に、なんとしても、この第3次再審で勝利して、終結せねばとの思いを強くしています。
一方、狭山弁護団も、第3次再審にかける意気込みと、並々ならぬご努力に、私自身も、それに応えるべく、対応をしています。今は目が悪く、なかなか資料を読むことも厳しくなっていますが、体力維持につとめ、いつでも動ける準備を続けております。
裁判長も変わり、仕切り直しの感はぬぐえませんが、これまで出された多くの無実を明らかにする新証拠があります。
何としてもこれらの証拠の鑑定人尋問を実現させることが最重要であります。
鑑定人尋問を実現させて、私が冤罪であることを理解してもらわなければなりませんので、どうか皆さん方も要請はがきや要請行動等、行動を起こして頂きたく、心からお願い申し上げて、私のご挨拶とさせていただきます。
狭山では伝家の宝刀下山の鑑定結果が動かぬ証
2020年10月
狭山支援者各位様
石川 一雄