2020年11月20日、保護観察官と保護司との面談日。1994年12月に仮出獄して27年。
みえない鎖に繋がれたままの年月だ。

 最近パソコンの調子が悪く、ネットに繋がらないことが多かった。19日と16日、パソコンの先生に見てもらった。最初にパソコン教室で教えて頂いた先生で、もう20年以上のお付き合いだ。最初のころは、問題が起こるたびに電話をしていた。時には切羽詰まり、夜の10時過ぎに電話をするときもあった。相手の立場も考えず、落ちこぼれの生徒でも、先生は、いつも変わらず親切に教えてくださった。最近はお電話をすることもほとんどなくなり、年に2回ほど、パソコンを見に来てくださっている。機械音痴の私が何とか続けられたのも、先生のおかげであり、私の拙い文章を読んで下さり、感想や、意見を言ってくれる人たちのおかげだ。19日はホームページを少し整理(削除)した。何時まで経っても、パソコンの苦手意識は消えない。

 11月18日、解放新聞全国版のインタビューにKさん、Yさんが狭山に。現地事務所の窓を開け放ち、マスクをしたままで、距離を取りながらのインタビュー。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、クラスターや、ソーシャルディスタンス、ロックダウンなど、知らなかった言葉をいつのまにか覚えた。感染状況は、東京、大阪等に続いて埼玉県は、5番目に感染者が多く、19日現在で狭山市は88人の感染者が出ているが、GoToトラベル、GoToイートの掛け声はやまない。このような中で、2021年にはオリンピックが開催されるそうだ。
国家は命より金儲け、経済優先だ。

 11月16日朝、愛犬の散歩途中に、つわぶきの花が咲いているのを見つけた。初冬の花だ。よく通る道なのに気が付かなかった。
石川の獄中歌に「つわぶきの花」が出てくる。それからつわぶきの花が好きになった。

 11月13日、福岡県の保育所の子どもたちから寄せ書きが届いた。似顔絵と共に、「いしかわおいちゃん おうえんしてるよ げんきでいてね あいたいよ」と書かれていた。石川はこのところ目が不自由で、書き物はほとんどしなくなったが、子どもたちに、短い文章だったが返事を書き、上記歌を色紙に書き、送った。「獄中にあって一番うれしく、心を奮いたたせてくれたのは、子どもたちからのお手紙だった」と石川は言う。
今回も「石川おいちゃんのようにならないように、一生懸命勉強をしてください」と書いていた。

うれしかったんだろうな~
元気をもらったんだろうな~