2021年1月も、残り僅かになった。
昨年は2月からすべての狭山集会、現調等延期、中止、また私たちの不参加という形で1年が終わった。
特に、5月、10月の狭山集会の中止は、残念無念の思いが強かったが、コロナ禍の中にあってみれば、致しかたのないことだった。
それでも昨年2月24日に「第4回狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西」の集会は、主催者の皆さんの悩みに悩んだ末の開催となり、私たちも、初のリモート参加となった。その後、部落解放同盟中央本部のホームページで、新年メッセージや、10.31集会のメッセージが、ビデオメッセージという形で流されるようになった。関西集会での取り組みがきっかけではと思うとうれしかった。
あれから1年。
2021年1月31日に、大阪市北区民センターで「第5回狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいIn関西」が開かれる。ZOOM等のアピールも多くあるという。各地で、さまざまに工夫した取り組みが続けられている。
コロナは、政権与党による失政で、収束するどころか、ますます感染拡大している。昨日(1月26日)国会中継を見ていた。このコロナ禍の中で、自民・公明・日本維新の会などの賛成多数で、「Go To トラベル、イート」延長費などコロナ後を見据えた経済対策重視を盛り込んだ第3次補正予算案が野党の反対を押し切って衆議院を通過した。また、感染症法案改正にむけ、政権与党は、感染者が入院を拒んだりしたら罰則刑の導入をもくろみ、「まんえん防止法」を新設して時短や休業要請に応じない事業者等に対しても私権の制限を強化しようとしている。
このような事態を招いた政権に対してこそ罰則をと言いたい。またワクチン接種にマイナンバーを紐づけたい意向も明らかになっている。まるで火事場泥棒だ。国民一人ひとりに番号を付け、ボタン一つですべて管理できる体制を作りたいのだろう。
埼玉県で新型コロナウイルス感染者191人分の氏名が県のホームページに掲載されたという。県の誤掲載で5時間後に削除されたそうだ。担当者のミスによるものだが、パソコンの打ち間違えで、個人の情報が漏れてしまう。人間のすることに間違いはある。しかし、いったんネットに流された情報は、いくら元を削除しても個人情報として取得され拡散される恐れは消えない。

 
釜ヶ崎越冬闘争での狭山ブース
FB狭山事件の再審を実現しようより写真転載

 このような状況下にあって、私たちもなかなか活動ができないが、元気で日々を過ごしている。
支援者皆さんから毎日頂くおたよりや、ニュースが、元気の源だ。
「狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西実行委員会」から署名116筆が送られてきた。お手紙には「釜ヶ崎越冬闘争でTさん、Mさんたちが集められた署名116筆を送ります。釜ヶ崎住民の会の皆さんの営々たる取り組みの中で、釜ヶ崎の労働者の中に狭山の火が燃え続けていることを思います~(一部抜粋)」と書かれていた。皆さんありがとうございました。

東京のGさんからピクルスと輪島塗の箸、狭山の塩田さんから手作りのマーマレード(家に持ってきてくださった) 愛知県の石井さんからきしめん等お送りいただいた。
うれしかったのは、清瀬市市議会議員のふせゆめさんから清瀬市12月定例市議会で「『再審法制の改正を求める陳情』が採択された」というお便りを頂いた事だ。このことに関連して、ゆめさんが出されている「ゆめ通信」への原稿を依頼された。

   
 輪島塗の箸  Gさん手作りのピクルス 

2月号に掲載される予定だ。

再審法というなかなか日の当たりにくい法改正が陳情という形ではあるが、市議会で採択されたことがうれしいし、これを機会に全国に広がってほしいと願う。

     
愛犬と散歩途中に見つけた水仙の花と山茶花?    塩田さん手作りのマーマレード

以前、石川に今年一年の一言を聞いた時「忍」と言った
私は今年を「希」としたい
「今年こそ」
毎年の願いであり、希望だ